甘噛みの行為とその叱り方について
家に来て半年ぐらいの1才のロップの男の子です。甘噛みをしてきます。毎日毎日叱っても私だけに甘噛みをしてきます。普段は、なでなでも大好きで歯をカチカチならして、顔なども舐める子です。(私だけ)部屋んぽの時に甘噛みをした時は、目を見てダメとか痛いって叱っているのに、ブゥブゥ小さく鳴いて部屋全体グルグル走ったりして、たまにジャンプしたりしています。その時追いかけて、抱っこ→テーブルの上でいけないよってお話し→ケージで15分ぐらい反省させています。もう、毎日毎日叱ってばかりいる自分が嫌になります。どうやって叱っていいかわかりません。(一部中略)
甘噛みの行為には、飼い主さんの気を引くという意味もあるでしょうし、舐める行為も見せる子のようですから、その延長にあることなども考えられます。どういった場面でこの甘噛みの行為を見せるのかということをまずは思い返してみていただきたいと思います。叱っても繰り返されるということは、それができる環境にあるからこそということと、この行為がいけないことだとまだ認識しきれていないということもあるのだと思います。また甘噛みの行為によって何を伝えようとしているのかを解読していただくことも重要です。起こしている行動の意味が見えてくれば、解決する道も開かれてきます。文面では部屋んぽの時の対応が記されています。目を見て言い聞かせていらっしゃる様子ですが、その後楽しそうに過ごしている状況がありますので、うさぎさんにとって飼い主さんとのコミュニケーションのひとつとなっていることも考えられます。飼い主さんが叱っているつもりでも、この一連の行動がうさぎさんにとっては一緒に遊んでいる行為として捉えている可能性があるということです。痛いという気持ちをもっとオーバーにアクションしてみることもよいと思います。飼い主さんがいつもとは違う反応を示すことで、うさぎさんの動きも止まると思います。そしたらしっかりうさぎさんを捕まえて動きを止め、目を見て言い聞かせてからケージに戻して反省してもらいましょう。飼い主さんと一緒に遊ぶことができなくなった理由が、甘噛みをしたからだと認識してくれるようになります。この時頭を撫でるなどうさぎさんにとってうれしい行為は行わないようにしていただくことも重要です。甘噛みすることで最終的に喜びがあると感じてしまっては、いけないことだとは認識してもらえません。また、どういった場面で甘噛みするのかということが重要です。先にも申し上げましたが飼い主さんと接する機会がなければ噛む行為にも発展しません。部屋んぽの際に与えている環境をうさぎさん専用にしてあげることができれば、甘噛みの行為は見せなくなるといえるのではないでしょうか。年齢的にも思春期ともいえますので、問題行動が見られやすい時期ともいえると思います。その場合はそれらの行動を助長している環境ではないかということを見返していただきたいのです。環境を見直すことで問題行動は軽減できるのです。そして、甘噛みの行為で飼い主さんの気を引こうとしている様子が感じられるならば、ある一定の時間だけを飼い主さんと同じ空間で過ごすようにして、その時はうさぎさんと向き合って遊んであげることなどもできると思います。気を引く必要のない環境を先に与えてあげることで、噛む行為ではない行動を見せてくれるのではないかと考えられます。叱ってばかりいることで飼い主さんにストレスが生まれてしまっていますので、叱る必要のない環境を作ってうさぎさんの行動にどう変化が起こるのかを観察していただけるのだと思います。
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