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縄張行動

ペットホテルから戻ったらトイレの使い方が変わった

1歳9ヶ月の雄、ネザーランドドワーフを飼っています。年末年始にうさぎショップに9日間預けてからトイレが分からなくなりました。今まではうんちもおしっこもきっちりトイレでしていたのに、預けてからうんちは半数はケージ内で、おしっこは週2程度でケージ内でしてしまいます。ケージ外ではおしっこはしませんがうんちはたまにしてしまいます。他のうさぎのニオイがついてしまったり環境が悪かったことを考えて、汚くなる度ケージ内の消臭や掃除もしましたが1ヶ月経っても治りません。変な病気ではないかと思い病院にも見てもらいましたが問題はないそうです。預けてからの他の変化は食欲が異常に増しました。草を補充する際に袋に噛み付いたり今まではしませんでした。こういった例は一般的なものなのでしょうか?なにかよい対処法がありましたらお教え願います。

うさぎさんを取り巻く環境に大きな変化があった時、それまでとは違った行動や習慣が見られるようになることがあります。今回のうさぎさんも、ペットホテルでのお留守番を体験してきています。ご自宅の環境とは全く違った中で数日間を過ごしていますので、帰宅した後でもそれまでと違った縄張りの使い方が見られているのだと思います。縄張りの主張や優位性(自分の強さ)などを示すために、おしっこや糞で表現しているのだと思います。縄張りの主張を示す必要があった環境で過ごしたことで、帰宅後にもその主張が見られているのだと思います。こういった主張の為にもおしっこや糞をする動物ですので、100%トイレだけを使ってもらうということは、実はなかなかないことでもあるのです。お預けする前の環境のほうが実は奇跡的な状況だったともいえるのです。また、食欲が増したということも、環境が変わったことの影響もあるのかもしれません。食べることは自分の強さを表現することにも繋がると思うのです。他のうさぎがいる環境で過ごしたことで、食欲にも変化が見られたとしても不思議ではないと思います。牧草をたくさん食べてもらえる環境は、うさぎにとってとてもよいことですので、ぜひいつでも食べられる環境を与えていただきたいと思います。そして、ケージとケージの外での縄張りの使い方をもう一度観察してください。縄張りの主張を助長しない環境を考えて与えていただくことも大切なのだと思います。制限のある環境で、縄張りを無駄に主張せずに済むということを認識してもらいましょう。そしてトイレを使っている時の環境も観察していただきたいと思います。どういった環境の中でトイレを使っているのかを探っていただくことで、トイレへと導くことができるヒントを見つけていただけると思います。試行錯誤が必要な時だと思いますが、うさぎさんの行動から見えてくる方法もあると思いますので、よく観察して探っていただきたいと思います。

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