一緒に過ごす時間が長くなったことで、うさぎさんもその環境を十分に感じていて、またその中での気持ちの変化や主張の仕方なども、遠慮なく見せてくれているようではないでしょうか。うさぎさんが見せるおしっこの主張には、その前後の環境を考えてみるとその意味が理解しやすいことと思います。そんな中でご主人が休日の夜に限って、飼い主さんにおしっこしてくるということには、こんな読み取り方もできるのではないでしょうか。うさぎさんにとって飼い主さんが一番好きな人で、そのパートナーといえるご主人が一日一緒に過ごしている状況といえると思います。普段と同じようにうさぎささんと接しているといっても、取り巻いている環境にいつも（飼い主さんとうさぎさんだけ）とは変化があるということですので、飼い主さんも感じているようにその点にやきもちをやいていることが考えらえるのではないでしょうか。飼い主さんではなくご主人の方におしっこの攻撃をしても不思議ではないのですが、この場合は自分のものだという主張も含めてにおいつけを行っていると解釈できる部分もあると思います。飼い主さんにだけではなく、ご主人に向けても行動しているともいえるのかもしれません。もしかしたらうさぎさんが解釈している順位が、飼い主さん、うさぎさん、ご主人といった格付けなのかもしれません。マウンティングの行為も見せる主張の強いうさぎさんでもありますので、こういった言葉であっても不思議ではないような印象です。飼い主さんを格下にみるという場合は、さらなる問題行動が見られることがあると思います。今回の行動だけでうさぎさんがトップの順位付けとなっているとは言い難いような印象はあります。ただし、うさぎさんの行動範囲が、飼い主さんの過ごすスペースの中にだいぶ進入してきていますので、この与えている環境の中で優位性が逆転してしまう可能性はあると思います。よりうさぎさんの行動を観察していただいて、他の言葉の意味として捉えられることができないか、他の意味が隠されていないかということを、取り巻く環境や状況をよく観察して考えていただくことも必要だと思います。