お迎えして1週間ということですので新しく与えられた環境をうさぎさんもどう使うかを模索中ともいえるのではないでしょうか。トイレをどの場所に決めるのかは、その与えられた環境とうさぎさんの縄張りの捉え方によって変わってくるともいえると思います。3ヶ月になったばかりという年齢もありますので、これから縄張りが明確になってくることも十分に考えられます。トイレのしつけはスタートしたばかりともいえると思いますので、焦らずに取り組んでいきましょう。まずはうさぎさんがケージの中のトイレをどう使っているのかということもよく観察してみてください。隠れ家となるわらのタイプのハウスにトイレをしてしまっている様子がありますが、与えているトイレに対してはどういった行動を見せているのかもポイントとなります。トイレに乗ることもしないのか、乗ってはいるけどおしっこや糞をしないだけなのか、糞はしているけどおしっこをしないのかなど、よく観察していただくことでうさぎさんの今現在のトイレの使い方が見えてきます。トイレに乗ることさえもしていないならば、トイレの大きさや高さ、質感などをまだうさぎさんが認識していないともいえる部分があると思います。トイレに乗ってくつろぐような様子を見せているならば、トイレとしてではなくベッドなどのくつろぐ場所として捉えている可能性もあります。わらのハウスでおしっこしてしまうことで、ハウス自体も汚れてしまいます。においも残ってしまいがちですので、トイレの使い方を観察する時に一旦取り除いてみることもよいと思います。これまで何度かトイレとして使っていたものがなくなるわけですので、新たにトイレの場所をうさぎさんが見つけ出すこともあります。この時にトイレへと誘導できるような環境を考えていただくことができるのです。うさぎさんがトイレに対して見せる行動に合わせて対応していただくことなります。そしてトイレの中におしっこのにおいをつける、トイレ以外にはおしっこのにおいが残らないようにする、トイレとして使った場所にトイレを移動することなどが基本となります。トイレの上に乗った時に褒めてあげる、トイレでおしっこできたときはさらに褒めてあげるなどのこともよい方法です。また、食べながら排泄することも少なくありません。ハウスの中に入っている時、牧草やペレットなどを食べる時でもあるという場合は、その牧草入れや餌入れなどとトイレの位置関係を見直していただくことでも様子を観察していただけます。新しく迎えられた環境のルールを、これから覚えていく時期でもあります。それぞれのうさぎさんのペースがあるということも受け止めていただくことも大切なことです。トイレのしつけは一筋縄ではいかないこともたくさんありますので、ゆっくりと時間を掛けながらチャレンジしていきましょう。