多頭飼いのうさぎさんの行動について
はじめまして。多頭飼いうさちゃんの行動について、相談させて下さい。我が家に迎えて1年のネザー(1歳半・オス・去勢済み)がいますが、新たにロップイヤー(1ヶ月半・メス)を迎えて1週間になります。ネザーはとても大人しい子で特に縄張りを主張する事もないようなので、一緒に部屋んぽをさせてみたところ、ロップイヤーがネザーの顔の下に顔を入れようとします。ネザーはその行為が嫌なようで2羽とも床に顔をつけて、顔をくっつけているような状態になるのですが、ロップイヤーはそのまま寝てしまうこともあります。とても微笑ましく見えるのですが、これはロップイヤーがネザーに甘えているのでしょうか。ネザーはロップイヤーが近くに来るとお尻のニオイを嗅いだりしますが、寄って行くのはロップイヤーの方が多いです。何でも先住を優先していますが、下克上に繋がる行為でしたら、止めさせなければと思っています。よろしくお願いいたします。
多頭飼育の環境になる場合には、それまでの環境の中で過ごしてきた先住のうさぎさんの環境が変わることでもあります。うさぎさんの心境や行動にも変化が起こることが考えられることですので、普段以上によく観察していただくことが大切です。また、新しくお迎えしたうさぎさんにとっても、環境の変化を体験していることです。体調の変化などが見られたりしないかということも含めて、やはりこちらにも気を向けていただくことも必要になります。性別の違ううさぎさんですが、オスのうさぎさんが去勢済みということですので、今後成長を遂げた時に繁殖の可能性がないということでもありますので、確かに一緒にさせて遊ばせてあげることは可能なのだと思います。ですが、それぞれのうさぎさんが縄張りや自分の強さ(優位性)を主張し始めることも考えられることです。そうなった時には、それぞれの縄張りを与えてあげることで、うさぎさんが感じるストレスも軽減できることに繋がることだと思います。そういった視野も含めて対応していただくことも大切です。今回のお宅のうさぎさんは、先住うさぎさんは大人しい性格のようですし、お迎えされたうさぎさんはまだ月齢も若い子です。このような環境ですから、強い主張が見られることなく微笑ましい様子が見られているようです。頭を下に入れようとするという行為は、私はあなたの下の立場ですということや、甘えさせてほしいという気持ちではないかと推測できます。しつけを行う時に、あごのせの刑としてうさぎさんの頭の上に飼い主さんが顎を乗せて、上下関係を表現する場合があります。この行為の逆の立場として捉えられるのではないでしょうか。また生後1か月半という月齢ですから、離乳したばかりでもあります。母親や兄弟と過ごしていたことでしょうから、その環境を求めているといえるのではないでしょうか。先住うさぎさんがお迎えされたうさぎさんの行動にストレスを感じてしまっている可能性があるならば、この母親代わりとなる行為を飼い主さんが請け負ってあげることもできるのだと思います。部屋んぽの時にうさぎさん同士を一緒の環境に放すのではなく、飼い主さんに興味を持ってもらえる環境にしてみることで、どういった行動を見せるのかを観察していただくこともよいのではないでしょうか。甘えてくる様子を見せてくれるならば、その時にコミュニケーションを取ることもできますし、抱っこやグルーミングなどのしつけにも繋げられることだと思います。そして今後成長を重ねた時には、また今とは違った行動を見せることも考えられることです。場合によっては後から来た子の方が縄張りを主張したり、問題行動を見せるようになることもありますので、その時にはルールをまた見直していただくことも必要になってくるのだと思います。多頭飼育はお世話が二倍になることではありますが、その分それぞれのうさぎさんの表現の違いなども観察できますので、より満喫したうさぎライフを楽しんで過ごしていただきたいと思います。
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