うさぎさんとの向き合い方は、それぞれの飼い主さんの生活ペースなども関係してくることもあると思います。またうさぎさんの性格と、飼い主さんがうさぎさんにどう接したいか、どう相手をしたいのかということも関連していると思います。うさぎさんが中心となる暮らしではあっても、仕事などで留守にする時間が多いケースの場合は、帰宅後でも飼い主さんの日々の暮らしのペースがあると思います。その中でうさぎさんも過ごすわけですから、与えられた環境に順応するように飼い主さんの生活リズムを受け止めて、うさぎさんも過ごすことになるのだと思います。よくペットは飼い主に似てくるといわれますが、同じ生活のリズムで過ごすわけですから、行動や思考なども似てくるのではないかと私は感じることがあります。とても自立しているうさぎさんともいえるようです。我が強いということは、自分の気持ちをしっかり持っているといえるのでしょう。これまでの環境の中で毎日を過ごしてきていることで、ひとりで時間を過ごすことができる子なのだと思います。ただし、しつけという意味からすれば、抱き上げる、抱きかかえるということをうさぎさんに受け入れてもらうことが必要です。キャリーに入れる時や、爪切りやグルーミングを行う時に抱っこは必要不可欠です。触れ合いたいという飼い主さんの気持ちで行うことではなく、必要不可欠な抱っこだということを、うさぎさんにも認識してもらうことが必要なのです。また、飼い主さんにもその決意を持って取り組んでもらうことも重要なのです。ここと決めたら躊躇せずに行うこと、放す時はうさぎさんの意思ではなく飼い主さんの意思で抱っこから解放してあげるということを繰り返すことが必要なのです。ケージの外でのへやんぽの時に、抱き上げて出してあげるという決まりをつくることはとてもよいことです。今はうさぎさんの立場が上のような印象もありますので、これまで通りの反応を見せることも考えられます。それでも今日から気持ちを強く持って取り組んでもらうことで、しつけのスタートといえるのではないでしょうか。うさぎさんの性格も受け止めていただきながら、必要なことはうさぎさんにも受け入れてもらうことが大事なのだと思います。うさぎさんとの関係性はこれからより深めていただけることだと思います。うさぎさんとの生活もスタートしたばかりともいえますから、まだまだこれからです。頑張ってください。