飼い主さんがお出かけや帰省などで家を空ける時、その間のうさぎさんをどうすることがよいのかということは、皆様頭を悩ませていらっしゃることだと思います。判断する材料としては、うさぎさんの体調や性格などを考えていただくことが必要なのだと思います。もちろん外出の日数などや季節なども考慮していただくことにはなりますが、うさぎさんの性格からどういった変化が考えられるのかということを踏まえていただくことで、見えてくる部分もあると思います。前回はペットホテルでお留守番を体験したということですが、元気がなくなるという状況がどういった様子だったのかを思い返してみてください。食事の量も減るなどして回復するまで時間がかかっていたということならば、期間が長くなることもありますので、症状が見られることも十分に考えられることなのだと思います。これまで一緒にお出かけしたことがあるならば、その後のうさぎさんの様子の変化がどうだったのかも思い返してください。お出かけ後にはあまり変化がないというならば、一緒に連れていくことも試してみていただけることなのだと思います。2～3日ではなく一週間という期間ですので、長距離の移動の疲れが出ることは予測できても、滞在先でゆっくりと過ごしてもらう時間も確保できることだと思います。そして飼い主さんが傍にいるわけですから、環境が変わっても安心できる状況を与えてあげられるのではないでしょうか。飼い主さんが大好きで、いつも一緒にいたいという素振りを見せるうさぎさんであるならば、一緒に帰省するということもありなのだと思います。ご実家にも同様のケージを準備していただくなどして、少しでも慣れている環境を作っていただくこともポイントです。エサ入れやボトルなど、普段使っているものも一緒に持参していただくことで、うさぎさんにとって馴染みのある環境に囲まれますので、ストレスも軽減できることが考えられます。ただし、ご実家でゆっくり過ごす環境を与えてあげられないという場合や、長時間のお出かけの経験がない、環境の変化にとても敏感であるなどの場合は、よく考えていただくことが必要でもあると思います。移動の際の環境の変化も、長距離の場合はストレスとなることです。飛行機をご利用ということですので、実際の移動時間は一番短いことではあると思います。ただ、これまでにはない体験をすることでもありますので、そういった変化を受け止めてくれるかどうかということも、よく考えていただくことも大切です。ペットホテルを選んだ場合には、前回の体験が生かされることもあると思います。前にも来たことがある場所だということで、初めてではない環境として受け止めてくれる場合も考えられるのです。前回の滞在中の様子に心配な状況がなかったならば、定期的にお泊りする場所とうさぎさんに認識してもらえる機会でもあると思います。それぞれでどういった状況が考えられるのかということをよく考えていただいて、うさぎさんの体調や性格も考慮しながら判断していただきたいと思います。