トイレをくわえて動かすという行為ですが、うさぎさんがそうできると認識することで、繰り返して見せるようになる場合があります。おもちゃのように捉える場合もありますし、動かしたことで飼い主さんが反応していれば、そうすることで気を引くことができると覚えてしまいます。この行為が見られた時にうさぎさんを取り巻いている環境がどうであったかということを、思い返していただくことも大切です。物を動かすということは、その場にあるものを移動することでもありますので、そうできたという達成感なども味わっている可能性があります。またトイレに問題がある時にも、そのトイレを使って表現することもあります。トイレの場所が気に入らないということや、トイレ自体が嫌だなどという気持ちがあることでも見られる行為なのだと思います。何度も見らえている状況ではないようですので、このことが繰り返されないように環境を整えていただくことが必要だと思います。トイレを動かせるということを覚えてしまわないように、簡単に動かないような工夫をしていただくことと、かわりに動かしたり齧ったりができるおもちゃを引き続き与えていただくことがよいと思います。取り付けているものを動かすという行為が見られたわけですので、与えるおもちゃにもひと工夫していただくとよいと思います。ケージに取り付けていただく場合に、ちょっと頑張れば外すことができるような状況を作ってみて、どういった反応を示すのかを観察していただきたいと思います。そして、また動かしてしまった時には、そうしてはいけないということを教えていただくことはしつけとなることです。その行為が見られたらすぐにやめさせてあげることが大事です。時間を置かずに対応してください。その時うさぎさんの行動をしっかり止めて、うさぎさんの目を見て言い聞かせていただくことが重要です。叱られているということを認識してもらえます。行動が続いて見られないように環境を整えることと、その行為が見られた時の適切な対応で、習慣化せずにすむと考えられます。頑張ってください。