警戒されるようになった
我が家にネザーランドの子ウサギをお迎えしてからもうすぐ10ヶ月程になります。うちの子もそろそろ一歳になるのですが、いまだにうまくコミュニュケーションを取ることができていません。最初の三ヶ月ほどは、自分から近づいてきてくれたりしていたのですが、だんだん警戒されるようになってしまいました。なでようとすると、ヴーと声を上げ、ビクッと震えます。ごはんを入れてあげる時も、お椀を持つと引っ掻いてきますし、抱っこなんて必死で嫌がるので、かわいそうで、触れることすらためらってしまいます。もうかなりの時間そういう関係になってしまっています。彼に信用してもらうには、どうすれば良いのでしょうか?
一歳になるうさぎさんですので、自我もしっかり芽生えていて、また縄張りの主張なども見せるお年頃なのだと思います。警戒される様子ですが、その状況が見られるようにあった時に、どういった理由があったのかということもポイントなのかもしれません。警戒させてしまう行為があったのか、それともお年頃になったことで見せ始めたことなのか、この理由が見えることでも、対応が変わってきます。コミュニケーションをとる時には、お互いがリラックスしている状態にあることで、通じる部分もあるのだと思います。うさぎさんが警戒している様子があってもその理由が見えることで、飼い主さんの気持ちに余裕が生まれるのだと思います。そうなると対応にも余裕が生まれてきますので、よい循環が見られるようにもなるのです。うさぎさんに接する時の飼い主さんの動きを再確認していただくことも大切です。優しく声を掛けながら行動を起こしていただくことが大事です。撫でる時も、うさぎさんが撫でてもらいたいタイミングなのかということも重要なのです。警戒している時に無理に撫でようとしても、嫌がられてしまいます。ケージの中に手を入れる時にも、うさぎさんを驚かせないようにしていただくことがよいと思います。縄張りの主張をしているならば、侵入されると感じてしまい、飼い主さんに対して向かってくることもあるかもしれません。これから何をするのかということを伝えながら、そのことに対してのうさぎさんの様子を見つつ対応していただくこともできるのです。また、ケージから放している時に、掃除や食事の準備を行うこともひとつの方法です。縄張り意識が強い子の場合は、遊んでいてもケージに戻ってくる様子を見せることもありますが、どういった行動を見せるのかを観察しながら、対応していただきたいと思います。信頼関係はゆっくりと時間をかけて築くことができるものです。うさぎさんが思春期というデリケートな時期を体験中でもありますので、まだまだこれからといえる部分もあると思います。抱っこについても、必要性のある抱っこは行っていただくことがしつけとなります。その場合も、嫌がっているということを受け入れていただきながら、より短時間ですむように環境を整えてトライしていただくことが必要なのです。そういったことがうさぎさんに伝わることで、受け入れてくれるようになるのです。またご褒美なども上手に使いながら、コミュニケーションをとっていただくこともよい方法ですので、試してみていただきたいと思います。
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