ロップイヤー全般の性格にはなりますが、環境に適応しやすく、どちらかというと図太い性格をもっていて、警戒心よりも好奇心のほうが強いといえるようです。神経質というよりは穏やかで、慎重ではなく大胆になる傾向があります。新しい環境にも慣れやすいといえます。そして自己主張も明確なものが現れるようです。飼い主さんの気を引こうと後を追ったり、スキンシップをねだったり、または飼い主さんを独り占めしたいかのようにやきもちをやいたりすることもあります。また縄張りの意識が強い種類ともいえます。縄張りを主張している間なかなかおしっこの場所が決まらないことが多く、ロップイヤーうさぎのおしっこのしつけは、ある程度時間をかけてもらう種類ともいわれているようです。ホーランドに関していえば、多くの個体の性格は温厚で、触られる事をいやがらず手を怖がることが少ないといえます。抱くことが出来る個体も多く、アメリカのペットセラピーなどで使用される種類です。アメリカンファジーロップに比べると自己主張などが若干少ないようではありますが、これにも個体差が関係していることだと思います。なつくという意味が、飼い主さんに対して興味を持ってアクションを起こしてくれるということならば、ロップイヤー全般なつきやすいといえるのかもしれません。ただ縄張り意識がより強い子の場合は、飼い主さんの行動に対して縄張りを荒らしてもらいたくないといった自己主張を見せることもあります。うさぎの種類での違いというよりも、本当にその子その子で見られる行動には違いがあります。また、性別によっても変わってきます。種類だけではなく、それぞれの種類の性別が違う子なども観察していただけるようならば、ぜひ実際に目で見ていただきたいと思います。どういった性格の傾向があるのかを感じていただくことで、この子といえる出会いも見つかることだと思います。