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高齢うさぎ

引っ越しによっての環境の変化

7歳になるネザーランドの女の子と暮らしています。今までずっと、いつもいるパソコンラックとベッドの間にケージを置いていたのですが、引っ越しを余儀なくされ、部屋の都合上、常時座っているパソコンラックと、ベッドとケージを隣の部屋にしました。ふすまは開け放っていて、パソコンに向かっている私から、ケージの中にいるウサギは見えているのですが、引っ越しの支度を始める前の、機嫌良さそうな雰囲気が消えてしまって、放置している気になって仕方がありません。おまけに、引っ越しの荷造りなどでやはりストレスを与えてしまい、下痢。引っ越し当日は、近所の人にケージごと預けて、とにかくばたばたした雰囲気は与えなかったのですが、7年間、私以外の人間に会ったことも皆無に近く、また環境も変わることもなく、いきなり他人の家に預けられ(でもまあ、おとなしく寝ていて、名前を呼んだらケージの中から鼻を突き出して、おやつを手から食べた、と言うことでした)、その後も環境が変わってしまい、おまけに病院にまで連れていかれる始末。やはり、面倒でも自分が部屋にいる間は、ケージを今までの場所に置いて、へやんぽをさせる時(寝る前に1時間遊ばせてます)にケージをベッドのそばに置いて、一緒の部屋で寝るようにした方がいいのでしょうか。ただ、以前の建物は老朽化していて、壁をかじろうが構わなかったのですが、今度はそういうわけにもいかず、とりあえず壁のクロスをはがしたがるので、あれこれ段ボールなどで壁を覆っているのですが、ケーブルをかじる可能性もあるので、そこも隠して…などとやっていて、部屋の中が自分にとって歩きにくいことになっています。出来るだけ、いつも声をかけるようにはしていますが、いっそ部屋の中で放し飼い状態にして、足下にいつでも来れるようにした方がいいのでしょうか。今まで、すぐ手が届く所にいたので、触られるのも抱っこも嫌いな子なのですが、姿が見えていても別の部屋にいるのは、ちょっと淋しいのでしょうか、等と思ってみたり。やっと一度に全部の爪切りが出来るまでの間柄になっただけに、遠ざけてしまうのはどうなのでしょうか。でも、寝る時に別室、というのは、一番怖いので…。万が一、夜中に何かあった時、気が付いてやれるかどうかわからないので、出来るだけ手元に置いておきたいし。でも、ケージを毎日何度も移動させる方が、落ち着かないですよね?望んでいない引っ越しだっただけに、毎日間取り図を見ながらあれこれ考えていたのですが、結局このような「見えてるけど別室」になってしまって、どうしたものか困っています。下痢は、とりあえず注射を打ってもらい、薬を出してもらったので、おさまったようなのですが。かじられそうなものを一切隠して、部屋の中で放し飼いにした方が、いっそいいのでしょうか。触ると逃げるくせに、気が付くと私の足の上で寝そべったりするので、そっちのがいいのかも。ちなみに、元々は畳やクッションフローリング?の部屋なのですが、以前の借家でフローリングカーペットを敷いていて、それを持って来ているので、足の裏の感覚は、以前と同じままです。そこに、もうぼろぼろで中のスポンジが出て来ているような状態のソファも、気に入っているので捨てずに持って来たのですが…。(今もケージから出すと、真っ先にそこへ行く)7年という歳月は、私にとってもウサギにとっても長すぎたような気がします。

これまで環境の変化を体験する機会がなかったことが一変したといえる状況でしたので、うさぎさんにとっては対応するまでに時間も気持ちも必要だったのかもしれません。体調が元に戻ったようでもありますので一安心できるようですが、引き続き変化がないかを観察していただくことは必要だと思います。そして引っ越しの場合には、大元の環境が変わりますので、その中でいかによい環境を与えられるのかということになるのだと思います。今までと同じような環境がうさぎにとってよいということはわかっていても、できることに限りが生まれると思います。このことを割り切って考えていただくことでもよいのではないでしょうか。与えられる環境はそれぞれのお宅ごとで違っています。またうさぎさんとの関わり方にも違いがあります。飼い主さんの生活スタイルによって、うさぎに与えられる環境が見えてくることもあります。放し飼いという場合の選択をとったときには、危険がないように環境をしっかり整えていただくことと、いつでも対応していただけること(常に見てあげられる)が条件としてあげられることなのではないでしょうか。それでも、放し飼いの環境の場合には問題行動が見られるようになりますので、あまりお勧めできる環境ではないですから、うさぎさんの動向や飼い主さんの生活スタイルなども考慮しながら判断していただくことになるのだと思います。できるならば、うさぎさん専用の遊び場を、サークルなどで仕切った環境で与えていただき、一日に決まった時間その場で遊ばせてあげることが好ましい環境です。サークルの中から危険なものを取り除いていただくこと、齧ってもよい環境にすることで、安心して遊んでもらえる環境となるでしょう。もちろん、それぞれのお宅ごとでルールが違っていてよいことですから、こちらのお宅のルールを見つけていただくことでよいのです。飼い主さんがこういった環境にしたいという気持ちがあるならば、試してみてもよいのだと思います。ただし、考えられる危険をしっかりと取り除いていただくことが条件です。壁を齧ることも、コード類を齧ることも想定できるようですから、その危険を与えないようにガードをきちんとしてあげてください。それらを取り入れた環境の中でうさぎさんがどう過ごすのかを観察していただけると思います。またその環境で飼い主さんにとってもどういった対応が必要になるのかを確認していただけることだと思います。お互いが納得できる環境となっていれば、それが新しいルールとなるのだと思います。そしてシーンによってケージが移動するということについては、それが規則正しく行わることであれば、新しいルールとしてうさぎさんも受け入れてくれるようになると思います。移動する時にもお休みの時間だよなどと声を掛けながら対応していただくことで、新しいルールを覚えてくれるようになると思います。環境が変わって間もないことでしょうから、まだ不慣れな部分もあると思います。これまでの7年と同じように過ごすにはまだまだ時間が必要なのだと思いますので、焦らずに新しいルールを作り上げていただきたいと思います。

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