甘噛みの行為の対応方法
1歳の男の子、ネザーです。質問&解答を読ませていただいてだいたい納得がいっているのですが・・・。発情しています。ブーブーないて足元をぐるぐる回り、足首に抱き着いてきます。そして、私の最大のストレスになっているのは、足首への甘噛みです。あっ、腕も噛みます。怪我になるほどでは当然ありませんが、やっぱり痛いです。夫にはせず、発情行為をするのは私に対してだけです。痛いので、どうして私だけ噛まれなければならないのか、私がほとんどお世話しているのに・・・腹が立ちますし、悲しくなります。私が出かける準備などをして急いでいるときは足にまとわりついて実質踏みそうで邪魔なので、サッサとケージに入れてしまいますが、一緒に過ごす時間もないとさみしかろうと思って発情行為をしても突き放したり、怒ったりしてケージには入れないことが毎晩です。私が座椅子に座って足を上にあげてからめないようにすると、足ダンして怒ることもあります。「噛んだらマウンティングの時と同じようにげケージに入れる。」これがいいのでしょうか?甘噛みも発情ですもんね。ちなみに、いつもは朝から晩まで六畳一間に放し飼いです。ケージは開けっ放しで出入り自由です。夜人間が寝る時に一緒にケージに入るという感じです。ペットはこの子だけです。
うさぎさんの年齢から見ても思春期を向かえているようです。飼い主さんの足元をくるくる回って追いかけてみたり、またその足に前足を掛けたり時には噛んでみたりと、これらの行為は発情行為として捉えていただけます。甘噛みの行為も頻繁に見られているようですので、これを容認してしまうことで、いけない行動だと理解してくれませんので、やめさせることが必要です。やめさせるということは、その行為ができない環境を作るということでもあります。甘噛みをされる飼い主さんもこの行為をやめてほしいと思っていらっしゃいますので、飼い主さんの威厳を示すことができる対応をとっていただきたいと思います。思春期に入りお年頃になっていることでもありますので、発情だけではなく、自我を表現することも多くなります。自己主張(優位性)の行動は縄張りの主張でもあります。今回の場合も放し飼いという広い縄張りを与えていることで、飼い主さんとうさぎさんの上下関係が曖昧になっている可能性もあるのではないでしょうか。自分のほうが強いと勘違いさせてしまう環境でもあるのです。一緒に過ごすというシーンは飼い主さんにとって大切な場面だと思いますが、うさぎさんの縄張りと飼い主さんの縄張り、その範囲を明確にしてあげることもとても大事なのです。うさぎさん専用の縄張りを与えていただければ、その外からうさぎさんの様子を見守っていただくことができます。この環境でもうさぎと一緒に過ごすということといえるのではないでしょうか。または、一緒のスペースで過ごしている時に、問題行動に発展した時にはすぐにケージに戻すという対応をとっていただくことがよいと思います。これが繰り返されることで、なぜケージに戻されるのかということを理解してくれるようになるはずです。甘噛みも問題行動に発展する行為です。特定の人にだけ見せるということは、うさぎさんからしてみれば、愛情表現という場合もあるのかもしれません。今回の様子にも、飼い主さんが大好きでかまってもらいたい、いつでも一緒にいてほしいという印象もお受けします。それでも、甘噛みの行動が習慣となってしまったり、より行動がエスカレートすることも十分に考えられますので、今の段階でしっかりとした対応をとっていただくことがよいようです。甘噛みができない環境となるように、今一度うさぎさんを取り巻く環境を考えていただきたいと思います。
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