トイレの習慣が変わった背景のひとつに、飼い主さんがいないという環境の変化があったようです。この時期にどのようにうさぎさんが過ごしていたのかということもポイントのひとつに挙げられることだと思います。それまでとは違った生活リズムを送っていたとなれば、縄張りの使い方にも影響が見られることもあるのかもしれません。また、根本的に飼い主さんがいないという環境を過ごしたことで、生活リズムに変化が生まれますので、そのことで縄張りの使い方が変化したという解釈もできると思います。ソファの上でのおしっこは、自分の縄張りを示したり、強さ（優位性）を示す場合にも見られる行動です。その場にいくことができるからこそ見られる行動ですので、与えている縄張りを見直していただくことで、行動に変化が見られるようになると思います。また、心配な点として、お尻付近が汚れてしまっていることや目やにの症状があげられます。お尻の汚れが蓄積されないように綺麗にしていただくことが必要です。また、汚れないような環境を考えていただくことも必要です。この場合も、どういった環境の中でうさぎさんが過ごしているのかをしっかりと理解していただくことが必要になると思います。トイレ以外でもおしっこしてしまうことがありますから、そうなったとしても体が汚れないような環境をつくることができないかを考えていただきたいと思います。ケージの中の環境もそうですし、ケージから放してあげる時も同様に考えていただきたいと思います。また、目やにも健康であれば見られることのない症状です。どこに原因があって見れらている症状なのかを突き止めていただくことが重要です。不安定な糞の状態も見られていますので、これら全ての原因を突き止めていただくためにも、かかりつけの獣医師に診ていただきましょう。新しいものを食べた時には、消化システムがこれまでとは違った働きをすることで、排泄物に変化が見られることもあります。ですが、長い期間不安定な糞が見られ続けている状況もあるようですので、一度しっかりと診ていただくことがよいのではないでしょうか。今のうさぎさんの状態を診ていただいて、病気が隠れていないかを探っていただきましょう。