牧草が好きなうさぎさんのようですので、その分いつでも食べられる環境にしてあげたいという飼い主さんの気持ちはとてもよくわかります。いろいろな牧草入れを試していらっしゃるようですが、どのタイプの物でも牧草を掻き出してしまうことで、掻き出された牧草の多くが足元のすのこの下に落ちてしまうことになっているようです。うさぎさんと一緒に過ごしている時であれば、その都度牧草を加えてあげることができますが、外出時や就寝時にはそうはいかないことだと思います。牧草を掻き出すという行為が、食べたいからそうしているのか、もしくは、遊び心があって見せているのかということでも、対処方法が広がることだと思います。万が一遊ぶという行為も含まれているようならば、牧草ではなく他にその欲求を叶えることができるものを取り入れてみることで、反応が変わってくる場合があると思います。ケージの中にうさぎさんがひとりで遊ぶことができるものや、興味を示してくれるようなおもちゃとなるものを取り入れてみていただくことも是非試してみていただきたいと思います。そして、牧草を掻き出して食べることは、多くのうさぎさんに見られることです。自分の好みの部分を探して食べるということでも、このような状況を見せるのです。好きな部分を選んで食べるということは、うさぎさんの食へのこだわりのひとつともいえることでしょう。たくさんの牧草入れを試していらっしゃる飼い主さんですので、例えばこの牧草入れを複数取り付けていただくことでも、与える量が増えることになると思います。また、ケージの側面に取り付ける牧草入れの場合には、その下に牧草を受けることができる器を取り入れていただくこともよいのかもしれません。もちろん、与えても掻き出してしまう、掻き出して受けた器の牧草も更に掻き出すということが予測できることではあります。それでも複数箇所で与えることと、もうひと手間かかることで、食べるための量が増えることにつながるのではないでしょうか。一箇所よりは二箇所に設置していただくことで、なくなってしまうまでの時間も増えると捉えていただけることだと思います。外付にできる牧草入れなどであれば、ケージ内が狭くならずに済みますので、こちらのタイプもよいのかもしれません。また、わらっこ倶楽部のようにそのもの自体が牧草で出来ていて、食べられるものを取り入れていただくこともよいと思います。遊びながら齧って食べられるおもちゃとなりますので、遊ぶ、食べるという二つの欲求を叶えてあげることができます。掘るという仕草も見られるうさぎさんであれば、うさばらし（商品番号195）もお勧めです。国産ひのきのチップを圧縮して固めたかじり木です。ほりほりしながら夢中になって遊ぶ姿を見せるアイテムのひとつですので、是非ご検討ください。遊ぶことに夢中になることで、牧草への接し方が変わってくるようになるか、観察していただきたいと思います。

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