うさぎの記憶能力については、我々が思っているよりも割としっかりと捉えていることではないかと感じます。そのことで、しつけができている部分もあるといえるのだと思います。また、環境が変わることについては、ストレスと感じる部分ももちろんありますが、変化が起きたことを受け入れてくれる術ももちあわせているともいえるのです。２年間は一緒に過ごしていたわけですから、この環境を全て忘れているということは言い難いと思われます。男の子のうさぎさんですので、反対の性別の飼い主さん（女性）への方が、愛情がより強い傾向はあることだと思いますので、待っていたとお出迎えしてくれるのかもしれません。飼い主さんを取り巻く環境なども読み取ることがありますので、病気のためという状況なども、きっと伝わることだと思います。ただ心配な気持ちもとてもよくわかりますので、まずは対面してみることがよいのではないでしょうか。面と向かってうさぎさんと会ったとき、お互いがどういった気持ちになるのか、どういった行動を見せるのか、観察してみていただきたいと思います。万が一警戒しているような様子がある時でも、時間をかけることでその警戒心もなくなってくることだと思います。うさぎさんのペースも見ていただきながら、対応していただくとよいと思います。病後のケアなどで飼い主さんの日常が精一杯だということであれば、時間を置いてお迎えしていただくこともよいのかもしれません。うさぎさんと一緒の生活にはお世話が不可欠ですので、そのことが飼い主さんの負担とならないことが一番なのだと思います。飼い主さんの気持ちはうさぎさんに伝わりますので、そういったことがあった場合、うさぎさんも不安になります。お互いがよりよい環境で過ごすことができるというのが大事なわけですので、落ち着く時間を取ってから、お迎えするという判断もひとつなのではないでしょうか。うさぎさんのストレスにならないかというその気持ちを持っている飼い主さんです。一緒に過ごすことになった時、その気持ちはちゃんとうさぎさんに伝わるはずです。環境が変わることではあっても、相手を思いやる気持ちを持った飼い主さんですから、うさぎさんも受け入れてくれることだと思います。それには、飼い主さんが万全の体制でお迎えしていただくということが大事なのですから、焦らずにゆっくりと判断していただくことでもよいのだと思います。うさぎと一緒の生活は、本当にたくさんのことを得ることができると思います。優しい気持ち、暖かな気持ち、一緒にいるという安心感など、癒されることもたくさんあります。お互いが穏やかに過ごすことができる環境に整えることができる時、お迎えすることでもよいのだと思います。どうぞまずは対面していただいて、どうすることがよいのか、どうできるのかということを感じていただいてから、判断していただきたいと思います。