自力で食事をしなくなっている
9歳10カ月のネザーランドです。これまでに何度も食滞を繰り返していますが、今回は自力で食事をしなくなってしまいました。獣医さんで腸の動く薬や点滴などをしていますが、悪くなるばかりです。あまり獣医さんでいじられたり、移動したりでストレスになっていると思います。ウンチは出始めているのに、ご飯を食べません。強制食事を注射器でしていますが、胃に詰まっているのに無理やり押し込んでいいものかと心配です。このまま、死んでしまうのではないかと心配です。アドバイスお願いいたします。
高齢のうさぎさんですので、食事の取り方やお腹の消化システムなどにも、老化からくる影響などが見られているようなのではないでしょうか。これまでも見られていた食滞の症状も、自ら食事を取ることができなくなっていることに、年齢を重ねてきているということも原因のひとつとして上げられることなのかもしれません。腸が動かなくなることは、消化器官が正常に働いていないということですので、体調や食欲に影響が見られているのだと思います。お腹が動く薬を与えることや、脱水症状を起こさないよう点滴などの処置もとても重要なことです。診療がストレスになってしまっている可能性ももちろんありますが、なにもしないことで、命の危険にさらされてしまう場合もあることだと思います。腸を動かすことも、水分を補給することも、うさぎが生きていくためには必要な状況なのです。自ら食事を取ることができなくなった場合には、強制給餌は必要な対応です。ただ、お腹が動いていないところにたくさんを送り込んでしまっては元も子もないことなのだと思います。腸が少しでも動いてくれるようにという視点からならば、野菜や果物のジュースなどから与えてみていただくことでもよいのだと思います。糞が出始めているということは、少しずつではあっても腸が動き始めていることなのだと思います。消化システムが働いてきていることとも捉えられますので、その運動が少しずつでも元に戻るように、食事を与えていただくことになのだと思います。うさぎさんも食欲を見せるようになってくれれば、うさぎさんのペースで食事を取ってもらえますので、うさぎさんの食欲が上がる大好物なども与えていただきたいと思います。この場合も、食べやすいように細かくカットしたり、すりつぶしてあげたりといった工夫を取り入れていただくことで、より食べやすい環境を与えていただけると思います。今後、獣医師との二人三脚で取り組むことも多くなることだと思います。うさぎさんに負担をなるべくかけないでいくためにどう接してあげることができるのか、かかりつけの獣医師ともしっかりご相談いただくことも重要なことなのだと思います。まだまだ寒い日が続きますので、うさぎさんを取り巻く環境全体もより注意していただきたいと思います。
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