子うさぎから大人うさぎに成長した時に、お年頃（思春期）の時期を迎えることで、マウンティングの行為なども目にするようになってきます。ただし、やはりこの行動についても、個体差がよく現れることといえるのです。特に男の子に多く見られる行為といった印象もあるかと思いますが、女の子でも見せることもありますし、逆に男の子なのに全く見せないという子も中にはいるのです。マウンティングの行為は、発情という本能によって見られる場合のほか、縄張りや優位性（自分の強さ）を示すためにも見せるものなのです。マウンティングの行為が見られないということは、それぞれの個体ごとの性格のほか、これらを主張する必要性がない環境にあるからということもいえるのかもしれません。病気などが隠されているということは考えにくいことではあると思います。ただし、普段の様子をよく観察していただいて、これまでとは違う変化を感じたり目にしたときなどは、うさぎさんからの何らかのサインと受け止めていただいて、獣医師に診ていただくことが必要になってきます。今後もよくうさぎさんの行動を観察していただきたいと思います。