ペレットなどの食事を切り替える際には、期間をかけてゆっくりと切り替えていただくことがよいのです。うさぎさんによっては、食べ慣れないものを目の前にすることで警戒してしまい、食欲を見せなくなる子もいるのです。また、食べ慣れたものに対して消化システムが働いている現状があるところに、急にその内容を変えてしまうことで、お腹の調子を崩してしまう場合もあるのです。そういった理由から少しずつ新しくするペレットを加え、1週間程度の時間をかけながら切り替えることができるような環境が望ましいとされているのです。この点についてもやはり個体差があります。新しい食事に対して、警戒心よりも食欲が優っているならば、すんなりと受け入れてくれることでもあるでしょう。またお腹の調子が安定している子であるならば、その調子を崩すことなく受け入れてくれることでもあるのだと思います。排泄の状態なども観察していただきながら、問題がないような場合には、今回のうさぎさんの場合には３日程度で新しいペレットを受け入れてくれたと解釈出来ることなのかもしれません。そして、お腹にできもののようなものが見られているようですが、左右対称の位置と感じられる部分に見られているようですので、この点から乳頭という印象はあるかと思います。うさぎの乳頭は通常４対（５対の場合もある）です。その場所は、うさぎさんを仰向けにした状態で見ると、前足の付け根部分からお腹側に入ったところ、お腹の真ん中辺り、腰の辺り、そして後ろ足の付け根部分からお腹側入った辺りの部分にあるようです。これは雄にも該当するといえるようですが、基本的に雄の場合は退化していることが考えられます。その中で乳頭が見られる子もいるということのようですので、乳頭を確認できる場合や、全く分からない場合、部分的にある場合があるようです。乳頭の場所などは文章だけではわかりにくいことだと思いますので、お手持ちの飼育書なども参考にしていただきたいと思います。この場所などとは異なる部分に見られているというときには、獣医師に直接診ていただいて、より的確な判断をしていただくほうがよいと思います。