通院時とその後のうさぎさんの様子に変化があった
オスのミニウサギ(7歳)を数か月に1度爪きりに連れて行っています。移動用のキャリーバックをそばに置くだけで怖がって逃げてしまうぐらいお出かけ嫌いです。病院について診察台にのせるといつもなら小さく縮こまって体を固くするので無理やり足を延ばして爪を切ってもらっていました。ところが今回は、診察台に乗せた後、頭を撫でてやると身体を伸ばしてぺちゃんこに寝転び、先生に足を持たれても力を入れずに一見ぐったり?していました。足の骨でもどうかしたのかと思ったのですが、家に連れて帰っても普段通りですし、いつもならわらのトンネルに閉じこもってしばらく出てこないのですが、今回はトンネルにいったん入ったもののすぐに飛び出て牧草やエン麦のおやつをもりもり食べて普段どおりでした。爪を切られることに慣れたのでしょうか。加齢で踏ん張りがきかなくなったのでしょうか。足の脚力は触って確かめることはできるのでしょうか。
今までとは違った様子を見せたということですので、その変化がどんな理由で見られていたのかを探っていただくことは、とても大事なことだと思います。年齢が7歳ということですから、繰り返される状況を理解してきている可能性は十分に考えられることだと思います。ただ、それがなぜ今回だったのかという疑問は残ることでしょう。定期的に繰り返される爪切りですから、抵抗しても結局は爪切りされるのだと理解したことで、力を入れずに受け入れたということはあると思います。年齢を重ねてきたことで、抵抗するという行為が和らいだということも考えられることだと思います。また、診察時にこれまでとの環境の違いなどがあったならば、そのことが理由となっている可能性もあると思います。例えば見ていただく獣医師などが違っていたなどでも、環境が違ってきますので、その変化を感じて見せたと捉えていただけることだと思います。いつもと違う爪切りの状況を目の当たりにして、獣医師からはどのようなお話しがありましたか?実際にうさぎさんを見ていただけているからこそ、より的確な状況判断ができることでもありますので、是非ご相談いただきたいと思います。帰宅後の様子などもご報告されながら、不安な気持ちなどもぶつけていただくとよいと思います。脚力の変化については、普段過ごしているうさぎさんの様子にも見られてくることはあります。ちょっとの段差でも乗り越えられなくなったり、転んでしまうような状況が見られたりする場合があります。これに関連することで、トイレを上手に使えなくなることや、ケージからの出入りがスムーズでなくなるなどの変化が見られるようになるといえます。見られている状況に合わせて、スロープなどを取り入れていただくなどして、より安全で快適に過ごすことができる環境作りを目指していただきたいと思います。通院後の行動が、今回はとても心強い様子を見せてくれていますので、この点は心配ごとではなく大きな進歩といえることだと思います。次回の通院時にも同じような状況を見せてくれるようですと、さらにうれしいことなのだと思います。今回の状況がどうであったのかを記していただいて、次回の行動や取り巻く環境と照らし合わせていただくことなどもよいのかもしれません。高齢になるにつれ、小さな変化も見逃さずに観察していただくことがとても大事になってきますので、うさぎさんの変化をしっかり受け止めていただける環境作りを考えていただきたいと思います。
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