８歳さんということですから、年齢を重ねてきたことでの体調の変化なども見られるようになってくる時期でもあるのかもしれません。日頃との変化を見逃さずに、早急に対応していただいたことで、症状も早く改善できたといえるようですね。いつもと違う状況はうさぎさんからのサインですので、今回の飼い主さんのように見逃しなく対応していただくことがとても重要なのです。白内障を患っているようですが、年齢的なこともありますので、これ以上症状が進行しないように環境を整えていただくことが大切なのだと思います。またヨーグルトについては、与えてもよい、与えなくともよいという両方の意見があることは事実です。サプリメントとして乳酸菌がうさぎ用として販売されていますが、これらのものに比べると、乳糖という成分や、脂肪分、タンパク質、炭水化物の量などが気になる点なのだと思います。これらを過剰に摂取することには注意が必要なのです。ただし、乳酸菌はお腹の調子を整える手助けをしてくれますので、そういった面から考えると、うさぎにも積極的に取りこんでもらいたいものなのです。加齢による症状の場合には、免疫力をあげるサプリメントなどもとてもお勧めです。今回のうさぎさんは、ヨーグルトを取りこむことで、症状が軽減されている印象があるということですから、何らかの作用があると言わざるを得ないのではないでしょうか。お腹の調子が整ったり、このヨーグルトが大好きであるようならば、好物をもらっているということがストレスなどを軽減して、引いては症状の回復へと繋がっていることなどもあるのかもしれませんね。与える量をしっかり制限していただければ、このうさぎさんにとってはよい効果のある食事内容といえるのだと思いますよ。また涙を拭いたり、目のまわりをきれいにしてあげる時には、柔らかいコットンと共に専用のアイローションを用いていただくことでも、より優しくケアしてあげられます。そして、トイレの使い方に変化が見られてきているようですね。加齢によることで、ちょっとの段差なども障害になることがあります。また白内障も患っていますので、今のうちからより優しい環境を考え与えていただくこともよいのかもしれません。お留守番の時という飼い主さんが見ていない時に見られている状況でもあるようですので、ある意味このこともサインとして捉えていただけるのかもしれません。この段差がちょっとつらいなということや、トイレに乗るよりもその場所でのおしっこする方がうさぎさんにとってメリットがあるとも考えられるのではないでしょうか。飼い主さんの目がないところで見せているわけですから、うさぎさんもトイレはどこなのかを理解していながらも、その場をトイレとしてしまう理由がきっとあるはずです。お使いのケージでも異なるかと思いますが、バリアフリーすのこ（商品番号2816・2817）なども販売されています。どういった理由があるのかを観察していただきながら、今後に向けた環境を考えていただくことも大事なのだと思います。場合によってはトイレ自体を見直していただいたり、トイレを取り除いてしまうことなども対応策となることですので、どういった環境がこのうさぎさんにとってよいか、体が汚れずになおかつ快適に過ごすことができる環境を、様々な視点で考えていただくとよいのだと思います。