私たちが体内にカルシウムを取り込むためには、日光にあたりカルシウムを吸収できるようにビタミンDを合成しなければなりません。しかしうさぎはこのビタミンDを必要とせずにカルシウムを取り込むことができます。この点からいえば、うさぎの場合には日光浴の必要があまりないともいわれているようではあります。ただし、実際に日光浴をしているうさぎは本当に気持ちよさそうですし、また病原菌は紫外線にも弱いですので、日常の生活に日光浴をできるリズムをつくってあげることはよいことなのだといえると思います。注意点としては、うさぎは上昇した体温を外に逃がすのが苦手ですから、強い日差しの中に長時間いるということだったり、特に夏の日光浴には十分注意することが必要になってきます。日光浴はうさんぽでなければ行えないということではなく、室内でも窓際やベランダ前などのやわらかな日差しの中でも体験できることです。これからの季節であれば秋晴れの天候の時など、お部屋の中の陽の当たる場所でリラックスできる環境を与えてみていただくことでよいですのです。是非一度試してみていただきたいと思います。そして、掘る仕草がよく見られるようになってきているようですが、年齢的にも思春期を向かえているのかもしれませんね。掘る行為だけであればまだよいのですが、カーペットを齧ってしまう様子も見られていますので、注意が必要な状況といえるようです。齧ることでそのまま飲み込んでしまうことにも繋がってしまう可能性が高いですから、食べられる素材のものを与えていただくことがよいと思います。掘ることや齧るということは、うさぎの本能や習性から見られる行動ですので、その事自体を止めさせることはとても難しいのです。ですから、掘ったり齧ったりする行動を安心して行わせてあげられる環境を与えていただきたいのです。牧草を与えていただくことや、牧草やわらなどでできたおもちゃを与えていただくことで、安心して遊ばせてあげられますよ。