飼い主さんが一泊の旅行という場合には、うさぎさんがひとりでお留守番してもらうことができる期間ではあるのかもしれません。食事の問題や環境の問題がクリアされる場合で、うさぎさんの体調が万全であるという場合であれば、チャレンジできることではあるかと思われます。ただし、今の季節は室内環境を快適に保つということが、通常でも気を使うところではないでしょうか。留守中も普段と同様の環境にできるようにエアコンなどを使用することも必要になってくることだと思います。また食事についても、ペレットを食べきってしまった後でも、牧草を食べられる環境を残しておいていただくことも重要です。水についても同様です。たくさん飲む子の場合には、ボトルを併用して設置してあげる必要も生まれてきます。この時、水がいつもの場所以外にもあるということを認識してもらえるように、数日前などから取り付けてその環境を覚えてもらうことも必要になってきます。何がおこるかわからないということを考えていただきながら、できるかぎりの対応を行っていただくことにはなると思います。もし、お近くにご友人などがいらっしゃるならば、数回程度様子を見にきていただくことがよいと思います。食事とトイレの掃除、そして環境のチェックを行ってもらうことでお互いが安心できる環境になると思います。この場合にもうさぎさんに慣れてもらえるように事前に何度か接触していただく機会を設けていただくとよいでしょう。始めての状態で接するのではなく、この人知っているという認識をうさぎさんにも持たせてあげることで、うさぎさんのストレスも少なくなると思います。そして、女の子でもマウンティングの行為を見せます。この場合繁殖行為ということではなく、優位性を示す為の行為と解釈できることでしょう。自分の縄張りに侵入した相手（この場合ぬいぐるみ）に対して、自分の方が強いというアピールを行っていると捉えていただけることだと思います。試しにぬいぐるみを取り除いてみてもよいのかもしれません。ぬいぐるみの代わりに齧られるおもちゃや、牧草などを与えていただきながら、どういった反応を見せるようになるかということを観察していただくこともよいのかもしれませんね。