11ヵ月という月齢ですので、体もしっかり作られて大人の仲間入りをしている時期ではあると思います。ペレットに興味を示さなくなったということですので、その理由がどこにあるのかということを探っていただくことが必要なのだと思います。ペレットの品質に問題はないか、好みに変化が出てきているのか、それとも食べたくても食べられない状況があるのではないかなど、考えられることをひとつずつ確認していただくことはとても大切です。品質や好みという点からは、新しいペレットを与えていただいたことでも食べつけないという様子がありますので、それらが直接的な原因だとは考えにくいことのようではあります。また、歯などにトラブルがないかという点も、牧草をよく食べるということでもありますから、トラブルを抱えていれば、固い牧草なども食べなくなることですから、このことも直接の原因だとは言い切れないことだと思います。うさぎの場合も、その時々で食べるものを選ぶｊこともあります。今体が欲しているものを食べているといえる場合もありますから、うさぎさん本人が牧草を必要としていると行動で示していると解釈できることもあるのかもしれません。ただ気になる点としては、ペレットを食べずに牧草やおやつという食事内容でも、体重が増えてきているということです。おやつの量を今一度見直していただくことと、与えている牧草の種類や栄養価などにも目を向けていただくことが必要だと思います。また、体にトラブルが起きていてそのことが原因で体重が増えてきている場合も、可能性としては少ないのですが考えられますので、調べていただくことは重要なことだと思います。消化がしっかりされていないと疑えるような糞が見られていますので、お腹の調子にも不安定な状況があるのではないかと推測できるようではあります。今の体重がこのうさぎさんにとってベストといえる状態であるのか、歯やお腹の調子などにも問題がないか、他にも病気が隠れていないかということを、直接うさぎさんを診て判断していただくことが必要だと思います。ベストな体重がわかれば、それに沿った食事の内容や量を決められることにもなりますので、よりよい環境を与えていただけます。どうぞかかりつけの獣医師に、またはうさぎを診ていただける獣医師にご相談いただくことがよいと思います。