うさぎさんの糞について、変化が見られてきているようです。排泄される糞に変化がある時には、お腹の調子がこれまでとは違う状態ともいえるかと思います。生活リズムの変化や気温の変化、そして食事の内容などによっても、うさぎさんの消化システムや体調のリズムを変えてしまう可能性が考えられると思います。もちろん病気などの症状として見せている場合もありますので、よく探っていただくことが必要です。また、盲腸などの調子がよくない場合に軟便が出ることもあります。うさぎは盲腸糞という食べ戻しの糞をしますが、一般的には朝から午前中にかけて作り出して食べます。食事の時間帯も関係していて、食事時間が同じでなおかつ盲腸糞が出る時間が遅くなったら、ストレスなどの影響で消化機能が低下していることが考えられる場合があります。また、盲腸糞が出る時間帯に軟便がでるようであれば、この消化システムが普段とは異なってきているともいえるのかもしれません。盲腸糞が柔らかくなった状態であるのか、または軟便であるのかという点も見極めていただくことも大切です。そして常に柔らかい状態ではなく、しばらくすると普通のコロコロの糞も見られるということであれば、生活リズムなどの変化によることと考えられる場合も多いようでもあります。環境の変化やストレスなどがないか、うさぎさんを取り巻く環境全体を見回していただいて、鍵となることがないかを探っていただきたいと思います。また、糞が小さくなってきていることについては、食事の中に排泄するような余分なものが余り入っていない、少なくなっているという時にも見られる状態です。与えている食事にこれまでとの変化があったのか、それとも取り込む量が少なくなっていたりしないかということを確認していただくことが必要です。うさぎの場合には、排泄される余分なもの（吸収しにくいもの）となる繊維質はとても必要ですから、食事内容を今一度見直していただきたいと思います。また、ストレスとなるようなことがなかったか、環境に変化がないかということもやはり合わせて考えていただくことも大切です。うさぎさんの様子に普段との違いが感じられるという時や、やはり心配だという場合には、うさぎさんが見せているサインとして受け止めていただいて、かかりつけの獣医師にうさぎさんを直接診ていただき、判断していただくことが必要です。