１０歳のご長寿さんからのご質問です。取り込むペレットの量に変化が見られてきているようですので、病気などが隠れているサインではないかと疑って対応していただくことは必要だと思います。獣医師に診ていただいた上では、特に異常はないということですので、まずはひと安心といえるところでしょう。ただし、年齢を重ねることで、今までとは違った状況が見られるようになることもあります。加齢による変化があるということもしっかりと受け止めていただく準備が必要になってきているのかもしれません。ネザーのうさぎさんで体重がしっかりある子のようですが、体重の変化などはいかがでしょうか。年齢を重ねてきていることでゆったりと過ごすことが多くなることがあります。運動量が減りますので、取り込むカロリーを調整しているということも考えられるようではないでしょうか。実際にお気に入りの場所でゆったりと過ごすという様子を見せていますので、うさぎさん自ら取り込む栄養を制限しているのかもしれません。また、餌入れが食べやすい位置にあるのかということも、観察していただくことが重要です。これまでと同じ与え方だから問題ないということではなく、それぞれのうさぎさんに合った与え方が年齢と共に変わってくることもあるのです。特に固定式の餌入れの場合には、その位置が高過ぎたりしていないかということを確認していただくとよいと思います。食べ難い状況が生まれていれば、ペレットもおのずと残ってしまうといえるのだと思います。今回の場合には、獣医師にも診ていただいて大丈夫という判断もいただいておりますので、今のうさぎさんの状態に合うペレットの量を与えていただくことでもよいのかもしれません。年齢を重ねることで、好みなどが変わることにも加え、量についても変化が見られることも十分にあることですので、今のうさぎさんの状態をしっかり観察していただきながら、快適な環境を与えていただきたいと思います。そして、体重管理なども含めて今後も注意深く観察していただきながら、少しでも不安がある時には、すぐにかかりつけの獣医師にご相談いただくことが重要になってくると思います。