うさぎさんのトイレの使い方をよく観察されていらっしゃいますね。今回のうさぎさんのように、トイレをちゃんと使っているけれど、たまに体の向きを変えて外に向かっておしっこしてしまう子がいるようではあります。この時、うさぎさんの体の大きさとトイレの大きさなどが関係して、サイズを見直していただくことで改善されることもあります。また、体の向きが反対になる時に、そうじゃないよと正しい向きに誘導してあげることを繰り返していただくことでも、失敗する回数が減ることも考えられます。但し今回の場合には、明らかにわざと見せている状況と捉えられるようです。トイレではなく床についたおしっこに興味を示しているようですので、そのために見せている状況だと考えられるのかもしれません。自分のおしっこのにおいを嗅いだり、場合によっては舐めたりする行為はわりと聞かれる話しです。おしっこを舐めるということ自体に考えられる理由としては、確認しているといった意味ももちろんですが、与えている水分が不足している、与え方（ボトルなどに）に問題がある、そして季節的（乾燥している冬場や、暑い夏など）により水分をより多く取ろうとしているということなどが考えられる場合もあるようです。与えている水の環境などを見直していただくことも大事なことだと思います。また、よりきれい好きなうさぎさんなどは、トイレがいっぱいになった時など、体に汚れがつかないようにわざと違う向きで排泄して、それを舐めてしまうなどのことも推測できるのかもしれません。いずれにしても、舐めるという行為を止めさせることは難しいですので、外に向かっておしっこした時でも、トイレと同じようにすぐ下に落ちるような環境を考えていただくことになるのだと思います。ケージの床材が金属製のすのこであれば、おしっこもすぐに下に落ちてくれますので、舐める行為自体も見られにくくなるかと思います。