お返事が遅くなってしまいましたが、うさぎさんの様子はいかがでしょうか。カタバミはシュウ酸を多く含む植物のようです。ただし、多くの野菜にもシュウ酸は含まれているのです。旬の野菜類は栄養価が高くなりますが、反対にシュウ酸や硝酸塩は少なくなるようですので、ペレットや牧草以外で食事の幅を広げたいという時には、うさぎに与えられる野菜の中でその季節の旬のものを選んでいただくとよいのです。シュウ酸についても、カルシウムを多く含む野菜などと同じように、多くを取り込んでしまわないように、与え方に注意していただくことがよいといえるのです。同じものだけを大量に与えるということはせずに、いろいろな野菜を少しずつ与えるということが望ましい与え方となると思います。わずかにでも毒性があるといわれているカタバミですので、今後は与えないよう気を付けていただくことが必要です。今回の場合は、食べた量が少量ということがありますので、体調などに問題が見られていないかということを観察していただくことになるでしょう。万が一不安な様子が見られるという時には、かかりつけの獣医師にご相談ください。そして、紙やじゅうたんなどを齧ってしまううさぎさんの場合には、環境をしっかりと整えてあげることが必要です。齧ることで破片が生まれれば、そのまま食べてしまうことも容易に考えられることです。そのものが運良く細かく砕かれて送り込まれ、消化されるものであれば糞に混ざって排泄される場合もありますが、そうではなくお腹に留まってしまうということがあることを認識していただきたいと思います。お腹に異物として溜まってしまうことで、消化器官の低下やひいては体調不良などにも繋がることですので、齧って食べても安心な環境の中で過ごさせてあげることが必要なのです。齧ることはうさぎの仕事ともいえることですので、齧っても安心して見守っていられる環境を与えていただきたいと思います。木製のすのこなどを上手に取り入れた遊び場を提供していただくことなどができると思います。また、危険がある場所には行けないように、サークルなどを用いたうさぎ専用の場所を作っていただきたいと思います。