排泄される糞が毛で繋がった状態で見られているようですので、要注意といえる状況だと思います。換毛期などであれば普段よりも多く毛が抜けていますので、うさぎさんが自ら行うグルーミングによって体内にその毛が取り込まれているといえます。お腹の中で糞が生成される際に、飲み込まれた毛が一緒に出て来ている状態といえるでしょう。一緒に排泄されているということも事実ですが、飲み込まれている毛も多いということを受け止めていただいて、無駄に毛を飲み込まないですむようにグルーミングを手伝ってあげること、そして糞と一緒に排泄されることを促せるように、牧草を積極的に取り込んでもらうことが必要になります。牧草が大好きといううさぎさんの場合には苦労がないですが、そうではない場合、どうやって食べてもらえる環境を作るかということが課題となります。その時、与えている食事の内容や量を見直していただくということが必要になってくるのです。ペレット量を少なくしたり、一回分を止めたりすることで、牧草に目が向くようになる環境を作ることができるとも考えられています。お腹いっぱいの状態で牧草を食べてほしいといっても、なかなか目を向けてくれませんからね。そういった意味で、牧草たっぷりの日を作る飼い主さんもいらっしゃいます。ただし、うさぎさんの様子も見ながら判断していただくことも大事なことです。極端に牧草が苦手な子の場合には、よかれと思ってトライしたことでも、全く何も食べないという状況を作ってしまいかねないことにもなりますので、そうならずにすむようにそれぞれのうさぎさんに合った与え方を見つけていただきたいと思います。