朝4時ごろにケージをガタガタさせる
11カ月のメスのロップイヤーです。最近朝4時ごろになるとケージをガタガタさせます。朝ご飯のペレットを食べると少し落ち着きますが、また30分ぐらいするとガタガタ。ケージから出すと少しあそんでおとなしくなります。朝はやすぎるのでこまっています。
うさぎは夜行性に近い動物と呼ばれているのですが、正式には薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)の動物です。明け方(薄明)と夕方(薄暮)など、昼や夜ではないこれらの時間帯に行動が活発になる生き物です。今回のうさぎさんのように、早朝にケージを齧ってアピールしたり、ケージの中を動き回ったりという行動は、うさぎの本能から見られることでもあります。こちらでも多くの方から同じようなお悩みをいただきます。また、今回のうさぎさんは年齢的にもより活発な行動を見せるような時期に入ったともいえるようです。自己主張をしっかり見せるようになってきたことで、飼い主さんに対してその気持ちを行動で示しているのかもしれません。ここで注意点があります。うさぎさんの思うがままの欲求を全て受け入れてしまうことで、ケージを齧ってアピールすれば全部思い通りになると認識してしまいます。そうならないように、飼い主さんがしっかりと対応することが必要な時期なのだと思います。お話しを拝見する上では、食事と遊ぶということができることで、少し落ち着いてくるようです。であれば、早朝の時間帯でもいつでも食事が取れるような環境を与えていただくことで様子を観察していただけます。大人うさぎさんですので、ペレットの量は制限していただいていることだと思います。制限せずに与えていただけるチモシー牧草を、夜のお休み前にたっぷり与えてみてください。また夜のお休み前に、食事の時間を取ることで、朝方でもまだペレットが残っていたり、食事の満足感を味わっていることもできるのかもしれません。また、夜の食事の時間の前にケージの外で遊ぶ時間取ることで、十分に動いて遊んだという環境を体験できますから、ケージに戻って朝を迎えるまでは休息時間だと教えてあげることもできると思います。また夜間から朝に掛けては、どんなにアピールしても反応しないということも重要なのです。この場合、ケージを齧るという行為が見られていますので、齧ってもよい環境に整えていただくことも必要です。かじり木や専用のフェンス、広範囲の場合にはエンボスすのこなどをケージに取り付けていただくことで、歯にとって心配のない環境を与えてあげられます。そして、布などでケージを目隠ししていただくこともよいと思います。うさぎさんがケージの隙間から引き出していたずらできないようにしていただきながら、この布が外されるまではお休みの時間だと教えてあげてください。予測できる行動に対して、対応できる環境を与えていただくことで、見られる行動にも変化が見えてくることだと思いますので、環境を整えていただきながら観察していただきたいと思います。
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