爪を切った後から、牧草入れに対して攻撃といえるような行動を見せているようです。どういった意味があるのかを探っていただくことは必要だと思います。爪切りはこれまでも行っている行為のようですし、環境自体にも変化がないということですが、うさぎさんにとっては何らかの変化を感じているなどで、見られる行動に違いが出て来ているのだと思います。まず、攻撃といえる行為は、牧草入れに対して前足などでパンチや引っ掻く様な行為を見せているのか、それとも齧ったりしている様子なのかということでも、解釈が違ってくる部分もあると思います。前足を使っての攻撃の場合には、今一度手足の状態を確認していただくこともよいのかもしれません。爪切りを行った後ということですので、爪の状態にうさぎさんなりの納得の行かない部分があるのかもしれません。遊び上手なうさぎさんの場合、爪をきれいにすり減らして切る頻度が少ない子もいますので、そういったことから考えると、気に入った長さではないなどのことも考えられるのではないでしょうか。もしくは、環境の変化はないということでも、些細な変化をうさぎさんが感じていて、牧草入れにむかってその気持ちを表現しているということも考えられると思います。ストレスなどがないか、今一度うさぎさんを取り巻く環境全体を見回していただきたいと思います。年齢的なことから、思春期や発情などに関連する行動と捉えられることもあるのかもしれません。ですから環境全体を見極めていただくことはとても大切です。また、齧るという行為が見られる時には、齧ることがうさぎの仕事のひとつでもあります。齧られる素材のものであれば問題ありませんが、ワイヤー製などの場合には、歯に悪い影響が出てきますので、かじり木などを牧草入れに取り付けていただくか、木製の牧草入れを取り入れていただくとよいと思います。そして、牧草が切れたりしていませんでしょうか。もっと食べたいというサインということも考えられると思いますので、こちらも確認していただきたいと思います。怪我をしてしまいそうだと感じられる程の行動になっているようですので、この行動をやめさせたいという気持ちもおありなのだと思います。その場合は、牧草入れを一旦取り出してみるということも対処法のひとつとなると思います。取り除いた時にどういった行動を見せるのかを観察していただいて、改めてケージ周りの環境を考えて、整えていただくということもよいことなのだと思います。