しゃっくりは横隔膜の一時的な痙攣ということになります。横隔膜を持っている生き物には起こりうる症状です。うさぎもこの横隔膜をもっていますので、しゃっくりという症状が見られても不思議ではありません。しゃっくり自体は、しばらくしておさまるのならば、さほど問題はないと思われます。ですが、しゃっくりだと思っていたら、実はくしゃみや咳だったということがあるようなのです。しゃっくりという概念で捉えてしまっていると、くしゃみなどに聞こえないという場合もあるかと思いますので、今一度くしゃみや咳などではないかということを考えていただきながら、観察していただくとよいでしょう。鼻水などが出ていないか、鼻先を気にしている素振りがないか、手の内側なども汚れていたり、毛が固まっていたりしていないか（鼻水によって）ということも確認していただくとよいと思います。不安な症状などがないようならば、今後もうさぎさんの様子をよく観察していただくことでよいのではないでしょうか。また、どういった場面で見られるのかを追求していただくこともよいと思います。背景が見えてくることで、なんのサインなのかが見えてくるのかもしれません。お迎えしたばかりの環境のようですから、うさぎさんの体調も変化しやすいことが考えられますので、食欲や排泄の状態、普段の様子などに不安がないかを観察していただいて、心配な時には迷わずに獣医師に診ていただきましょう。