うさぎさんが見せる行動は本当に様々です。うさぎさんの持っている性格などでも違ってきますし、うさぎさんを取り巻く環境や背景などでも、見せる行動には違いがあるのです。それぞれのうさぎさんがどういった言葉を行動として見せているのかということは、うさぎさんの数だけあるともいえるのだと思います。今回のうさぎさんは、甘えていないということはないのではないでしょうか。ご質問の中にある飼い主さんの膝の上に大人しく抱っこされている時、撫でることを要求してくる行動が見られていますから、これこそもっと撫でてという甘えの言葉と感じられるようです。また部屋んぽの際にも、全く飼い主さんに興味がないということでもないようですし、一緒に遊んでいるという印象もあるようです。大人しいということなどが甘えていることに繋がるのではなく、逆に活発な行動を見せるということは、その行動でうさぎさんが気持ちを伝えてきているともいえますので、コミュニケーションを取ろうとしているとも解釈ができることです。手や洋服を噛んでくるという時の前後の様子もよく考えてみてください。甘噛みなどであったならば、実は甘えている行動であったということも考えられるのだと思います。お迎えしてから一定の時間が経っていますので、飼い主さんがどんな人なのかをしっかり理解していて、また今この場所は自分にとって安全であるということも認識しているのだと思います。与えられたルールの中でのびのびと過ごしているようにも捉えられますので、今後もよくうさぎさんの行動を観察してください。きっとたくさんの言葉が行動で見られているはずですので、その言葉を感じていただきたいと思います。