年齢が高齢の仲間入りともいえるようですので、このことなども関係している可能性はあるのではないでしょうか。これまでとは違った行動や様子を見せてきても、不思議ではないともいえると思います。そして、決まった時間と場所で見られることですので、何らかの理由や法則などがあることだと思います。決まった場所がどういった環境であるのか、その場所での過ごし方なども観察できるようならば、答えも導きやすいと思います。考えられることとしては、休息する場所などであったりすれば、今まではトイレに戻っていたことが、ついついそうせずにその場で糞が出てしまっているということがあるのかもしれません。また、この季節は明け方も気温が下がりやすいですので、暖かく過ごしている場所から動きたくないなども考えられることだと思います。食べながら排泄してしまうこともうさぎの習性では見られることですので、食事を取ることができる場所であるならば、こういった意味もあると思います。また、食べた後のような糞という表記もありますから、明け方でも牧草が切れずに残っているのかということも確認していただくとよいと思います。盲腸糞ではなく、普段排泄されるコロコロの糞を口にすることは実は少なくないのです。口の中でもごもごして食べるような行動をしたり、実際に食べたりすることもわりとよく聞かれる話ではあります。盲腸糞のようにそれを飲み込むというよりは、コロコロの糞を口に含んで砕き、口からこぼれ落ちるかのような仕草も見られることがあるようです。その理由は明確ではありませんが、牧草の香りが糞に残っているためといわれていたり、なんらかの栄養価を摂取しようとしているということも聞いたことがあります。ですから与えている食事の内容と、その栄養価などが適切かどうかということを見直していただくこともよいと思います。いずれにしても、この状況が続けて見られているようでもありますので、ある程度サイクルが決まってきている状況とも捉えられるようです。お腹の調子などや生活スタイルなどにも目を配っていただきながら、今後も観察していただき、どういった意味があるのかを探っていただくことになると思います。