お迎えしてまだ２週間ということですので、うさぎさんにとって新しい環境を受け入れつつある時期ともいえるのではないでしょうか。お迎えしたばかりの時期は、お互いを認識するための大事な時期でもあります。また、与えられた環境を理解するための時期でもあります。どういったお宅に迎えられたのかということをうさぎさんも観察していますので、この時にどういった性格を持っているのか、どう行動して見せるのかということを飼い主さんもじっくり観察していただきたいのです。もちろん、しつけの為の抱っこは今後必要になってきますが、まずはお互いを知るということからスタートなのだと思います。子うさぎさんは動きもアクティブですので、ケージの外に出た時には体中でその喜びを見せることだと思います。走り回る元気いっぱいな様子は微笑ましいですが、飼い主さんが心配されているようにケガをしない環境を作るということは必要です。予測できる行動に対して対応していただくことが飼い主さんの努めでもあるのですからね。部屋んぽの際に、飼い主さんに興味を示してくれる素振りもあるようですので、この頻度があがるように誘導していただければよいのだと思います。ついつい直ぐにかまってしまいたくなりますが、そこをぐっと我慢してうさぎさんが飼い主さんに対してどうしたいのか、どうするのかを観察してみましょう。ひと遊びし終えた頃であれば、動きもゆったりしてきますので、この時などに牧草などのご褒美を持って待ってみることもよいと思います。コミュニケーションを少しずつとることができるよう、焦らずにゆっくりと取りくんでいただくことでよいのです。距離の縮まり方は、うさぎさんやその環境ごとで異なっていてよいことなのです。まだ一緒の生活がスタートしたばかりですから、うさぎさんのペースも見ながらゆっくりと試してみていただきたいと思います。