水の取り方については、うさぎさんを取り巻く環境（食事内容や飼育環境）でも変わってくることではあります。ケージなどの環境は変わっていないという場合でも、エアコンなどで暖かさを取り込んでいる場合などは、部屋が乾燥しやすい環境となります。夏の時期に水を多く飲む傾向もありますが、冬の時期でも水分を多く取り込む場合もありますので、こういった点の環境も見返していただきたいと思います。そして、尿の量が多くなるということや、軟便になっているというご質問ではなく、糞が湿っているという内容です。水を多く飲むようになって見られている状況であるのかどうかという根本的なことも考えていただく必要があるのかもしれません。牧草などもしっかり食べて繊維質を取り込んでいるのかということも思い返してしていただく必要もあると思います。糞の大きさなどはこれまでと変わらないということではありますが、なぜ湿った状態なのかということも考えていただくことがよいと思います。水分から見られているのか、それとも粘液などで包まれているような状態なのかでもまた違ってくることだと思います。多飲の状況が見られる時で考えられる病気としては、慢性腎不全、糖尿病、肝不全などのほか、うっ滞や毛球症、粘液性腸疾患、腸性毒血症などの疑いが考えらえるようです。糞に変化があるということですので、消化器官にこれまでとの変化が見られている可能性があるかもしれませんので、やはりかかりつけの獣医師にしっかりと診ていただくことがよいのではないでしょうか。今までとは違う状況を見せていることは、うさぎさんからのサインです。そのサインにどんな意味があるのかということを探っていただきましょう。