年月を一緒に過ごす中で、うさぎさんも成長して大人になってきています。生後６ヶ月といえば、体も大人同様でしっかりしてきていることですし、自我（自分の気持ち）も芽生えてきている時期ともいえます。お迎えしたばかりの時はまだ子うさぎさんともいえますし、環境の変化を体験しているということもありますので、わりとされるがままで抱っこも爪切りもできたりすることも多いことです。それらを繰り返すことで飼い主さんも上手になりますし、うさぎさんにとってもある意味習慣となれば、本来は苦手な抱っこなどであっても、受け入れてくれるようになるのです。ただ、大人になるにつれて、イヤなことはイヤと表現するようにもなります。また、飼い主さんの動向から、この先何が起きるのかということを予測して警戒することもあります。そうなると、抱っこや爪切り、ハーネスをつけるということにも抵抗するような状況が見られるのです。ハーネスやリードなども、実際に外には出かけないという時でも、取り入れていただくことも良い方法です。体に着せるという体験に慣れてもらうことと、飼い主さんもコツをつかむためにも、定期的に行うことがよいのです。もちろん、うさぎさんにとってストレスともなることですから、状況を見ながらチャレンジしていただくことは必要です。実際のうさぎさんと同じ大きさのぬいぐるみなどを用いて練習していただくこともよいでしょう。どうやればスムーズに、よりうさぎさんにストレスなく装着できるかを見つけていただきたいと思います。また、爪も伸びたままでは危険ですので、爪切りにチャレンジしていただきたいことです。抱っこすることが必要になりますが、暴れてしまうということは、抱っこされることが苦手なうさぎですので、予測できることでもあります。その苦手だという気持ちも受け止めていただきながら、より的確に短時間で抱き上げられるように、飼い主さんがタイミングやコツを見つけることが必要なのです。ここぞという時に躊躇せずに、うさぎさんにも言い聞かせてあげながら素早く行うことがコツともいえます。どうしても自宅では爪切りができないという時は、専門家にお願いするということでもよいのです。専門店や獣医師に爪切りをお願いしていただいて、その際にどう抱っこするとよいのか、どう爪切りを行っていけばよいのかということを伝授していただければよいのです。爪切りをされるうさぎさん共々、抱っこのコツも見えてくるはずですよ。