信頼関係ができる前に無理矢理だっこしてしまった
信頼関係ができる前に無理矢理だっこしてしまいました。初めて質問させていただきます。生後2ヶ月のネザーランドドワーフ(女の子)を飼い始めたのですが、家に来て1週間すぎたころ(9月18日火曜日)、だいぶんケージの中でもリラックスする姿を見せ始めたので、次にステップとしてグルーミングを早くやってあげたいと思い、手始めに抱っこの練習をしなくちゃと思って、本で見た通り抱っこをしてみました。その際、バタバタと暴れたのでケージに戻し、また抱っこしては暴れられてケージに戻すといったことを3回して、その日は抱っこの練習をあきらめました。翌日から、名前を呼んでも無視されるし、近づくと急いでケージの隅に逃げ込んでブルブル震えています。申し訳ないことをしたと思い、毎日、声をかけているのですが、いっこうに態度が変わりません。今後は焦らないでじっくり彼女と仲を深めていきたいと思っているのですが、今後の飼い方で注意すべき点があれば、アドバイスをお願いします。なお、今のところ食事とトイレはしっかりとやれていますし、水もボトルからよく飲んでくれています。
うさぎさんにとって抱っこは、自分の意志とは反して行動を押さえ込まれるという状況にもなりますので、捕らえられるという本能から見られる気持ちも加わって、苦手なことなのだといえることなのです。それでも、健康チェックやグルーミングなどにはこの抱っこが必要不可欠です。うさぎさんの苦手だという気持ちを受け止めていただきつつ、より的確に行えるように飼い主さんが上手になるということが実はポイントだったりするのです。練習もとても大事なことですが、うさぎさんにその練習につき合ってもらう必要がありますので、その状況をよく考えていただくことも大切なのです。むやみに練習を行うのではなく、実践でそのコツをつかんでいくことができるように考えていただくことも重要です。ぬいぐるみなどを使って、抱っこのシュミレーションをしてみることなどもよい方法です。今回の場合には、うさぎさんが暴れたといっても、勝手に逃げ出したということではなく、飼い主さんの意志で抱っこから解放してあげています。このことはとても大事なことですので、今後もどんなに短い時間でも、うさぎさんが逃げ出すという状況ではなく、飼い主さんが放してあげるという状況をつくっていただきたいと思います。逃げられると覚えることで、そうできるまで暴れるという様子をみせるようにもなりますのでご注意ください。また、まだお迎えして間もないこともあります。焦らずにゆっくりと関係を深めていっていただくことも、大切な時期でもあります。抱っこということだけに捕われずに、うさぎさんとのコミュニケーションをまずは図ってみるということも大事なことです。うさぎさんも抱っこされるのではないかと警戒している様子も伺えますので、側に寄り添ってただ時間を過ごしてみるということや、牧草やご褒美などをケージ越しに与えてみるなどして、飼い主さんに興味を示してくれるようになることに努めていただくことでも、よいのかもしれません。それでも抱っこすると決めた時には、躊躇せずに行うことが大事になってきます。また、苦手なことにつき合ってもらった後には、ご褒美を与えることもよい方法です。うさぎさんとのコミュニケーションの中で、好物を見つけていただいて、そのご褒美を与えていただきたいと思います。こちらのQ&Aのしつけのカテゴリでは、抱っこにまつわる質問がたくさんございますので、是非そちらもご参考いただければ幸いです。
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