今月生まれたばかりということですので、まずは母親から離乳するまでの時間をしっかりととっていただくことが重要だと思います。ミルクから固形物（ペレットや牧草）を食べられるようになること、水も飲むことができること、これらをひとりで食べたり飲んだりできるようになったことを確認してから譲り受けるということが重要です。早過ぎる離乳では、子うさぎの体調に影響が見られることもありますので、慎重に判断していただくことは重要なことです。また、環境が変わるというストレスを体験しますので、お迎えして一週間程度はあまりかまうことをせずに、新しい環境に慣れてもらえるように見守ってあげることが大切です。そして食事については、一緒に過ごしている母親や兄弟のまねをして、ペレットや牧草を食べるようになります。この時に食べていたものと同じ物を準備することが必要です。これらを消化するためにお腹のシステムが働くようになっていますので、急に換えてしまうことでお腹をこわしてしまう場合があります。また生野菜などは、お腹の調子が安定してきてから（生後３～４ヶ月頃）与え始めていただくほうが無難だと思います。その場合もごく少量を様子を見ながらということが重要です。うさぎさんが過ごしている環境がどのような状況なのか、どういった食事内容や生活スタイルを与えているのかなど、お迎えするお宅の環境をよくお聞きになることも重要だと思います。環境が変わっても、これまでと同じような状況を与えていただくことで、ストレスも軽減されると考えられます。そして、新しい環境のルールをゆっくりと受け入れてもらえればよいのです。ショップからお迎えする場合も、譲り受ける場合も基本の対応は同じです。数冊の飼育書などにも是非目を通していただいて、うさぎがどういった生き物なのかということも知っていただきたいと思います。