抱っこの練習について
ケージやサークルを齧ることと毎日の移動で最近相談させて頂きました。ありがとうございました。さっそくなのですが、生後3カ月お家に来て1カ月半のドワーフロップイヤーの女の子ですが、つい先日、ペットショップに爪切りに行きました。その際、もっと抱っこに慣れささないと駄目だと叱られてしまいました。あまりひどいと爪切りも断ることになってしまうそうです。毎日、10分でもいいので無理にでも抱っこする時間を作るようにとのことでした。生後3カ月ほどになって、体格もしっかりしてきているし、ストレスで死んじゃうこともないので頑張ってと言われました。おやつを始めるのもいいとのことで、抱っこしたらおやつをもらえるということを覚えさせましょうと言われました。その日から主人と二人で抱っこの練習を始めたのですが、どんなに頑張っても嫌がり長くは抱っこできません。おやつも食べずに暴れ、一度降りると足ダンしてケージに逃げ帰ります。その後は出たがらず機嫌を損ねているようです。2、3日が経ち、なんとか抱っこしておやつを食べるようにはなりましたが、それでも嫌がることには変わりなく、少しで暴れて降りてしまいます。うちの子は、ケージを開けると自分で出入りするのですが、今朝もご飯をあげようと開けたとたんに外に出て、帰らせようとしても私から逃げてしまいなかなか帰ってくれませんでした。かじかじフェンスを3枚取り付けて、ケージを噛むことはかなり減って、安心したのも束の間、嫌われてしまったようで凹んでいます。ペットショップでもほとんどの子がしつけでいい子になると言われたのに、どんどんわがままになってしまっているような気さえします。そうしてしまったのも私なのかと悲しくなります。この子の為にも、もっといい子にしてあげないといけないのに、言うことは聞かず、抱っこもできない、この先どうして接していけばよいでしょうか?私たちは夫婦2人で暮らしていますが、仕事柄、どうしても毎日同じ時間に抱っこをするとか、部屋んぽさせることができません。お昼に時間があることもあれば、夜中にしかできないこともあります。こんな私たちでもこの子を幸せにしてあげることはできるでしょうか?ご指導、よろしくお願いします。
うさぎさんにとって、抱っこは捕まえられるという本能が働きますので、逃げようとすることはその本能から見られている行動なのです。こういったうさぎさん側の気持ちや習性なども理解していただきながら、必要性のある抱っこに取り組んでいただくことが大事なのだと思います。私たちでも苦手なことを無理強いされれば、その場から逃げたくなりますし、ストレスになりますよね。そういった気持ちがうさぎさんにもあるということを認識していただきながら、それでも抱っこを行う必要があることですので、その点をうさぎさんに受け入れてもらうように頑張っていただきたいと思うのです。まず、普段とは違う場所(ペットショップ)での環境であっても、嫌なことはイヤときっと行動で示したのでしょう。だからこそ、抱っこの練習をしてくださいという指導があったのだと思います。ということは、自己主張が見られたということでもあり、環境の変化に戸惑いを見せるタイプというよりも、自我を見せるうさぎさんでもあるといえるのではないでしょうか。年齢的に大人になりつつあるころですので、やんちゃ盛りということもあるでしょうが、大人しいというよりも元気一杯でどんな気持ちも体中で表現するうさぎさんなのかもしれません。こういったうさぎさんの場合には、駄目なことはダメというしつけに繋がることをきちんと覚えてもらう必要は出てくることでもあります。そうでないと、自分のしたいようにできると捉えてしまい、よりわがままな行動を見せたりして、自分が一番偉いと解釈してしまう可能性があるのです。やんちゃな時期だからこそ見られ始めている場合もあると思いますが、思春期に突入する年齢は、私たち人間でもデリケートな時期ですので、それと同じだと思っていただいてもよいと思います。それでも、グルーミングや爪切り、健康チェックには抱っこすることが必要不可欠です。毎日の練習ももちろんお互いが慣れることの近道ですので、チャレンジしていただきたいことですが、無闇に抱っこするということではなく、必要性のある抱っこを行って、うさぎさんにもそれを受け入れてもらう準備をしていただくことがよいのです。ケージの出入りなどはうさぎさん自ら行えるようですが、これを飼い主さんが抱き上げての出入りに変えてあげることで、外に出るには抱っこが必要だといえる環境になると思います。また、遊ばせてあげるスペースも、制限してあげることも大事なことです。決まった場所だけをうさぎさんの縄張りにしてあげることで、それ以外の場所では、飼い主さん主導のことが行われると認識してもらえるようになると思います。そして、抱っこはしつけといえることですが、飼い主さんにとってもうさぎさんにとっても、その行為に慣れることが抱っこ上手へ繋がっていることでもあるのです。抱き上げるポイントであったり、間合いであったり、心持ちなどで成功率が変わってもくるものでもあるのです。飼い主さん次第で上手にできることでもありますので、そのコツを見つけることができるように頑張っていただきたいと思います。しつけのカテゴリで抱っこと検索していただければ、これまでのご質問にお答えしたコツや方法などもご覧いただけますので、参考にしていただきたいと思います。また、爪切りをお願いしているショップさんでも、抱っこのコツをうさぎさんと一緒に教われるようであれば、実践での習得ができることなのだと思います。うさぎさんとの信頼関係も大事なことですので、あまりにも嫌がったり、普段からの様子にも変化が見られてくるような場合には、長い目で見守っていただきながら取り組んでいただくことも必要になってくると思います。そして、うさぎさんを取り巻く環境は、それぞれのご家庭ごとで異なっていることなのです。与えてあげる環境が、毎日同じではないということでさえも、そのご家庭のルールとなることなのだと思います。うさぎさん中心の生活ということがあっても、基本的には飼い主さんの生活パターンの中にうさぎさんが過ごしているということになるわけですから、飼い主さんが無理のない生活リズムをうさぎさんに与えていただくことでよいのです。飼い主さんが楽しく幸せでいることがうさぎさんの幸せに繋がりますので、こういったことを踏まえながら、どういった生活を与えたあげられるのか、どういったルールを作ってあげられるのかということを考えていただくことでよいのだと思います。
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