飼い主さんが帰省や旅行などで家を空ける時、うさぎさんをどうすることがよいのか、何がベストとなるのか、頭を悩ませてしまうことなのかもしれません。一緒にお出かけできるならば、常にうさぎさんと一緒にいられますので、どんなことが起きてもすぐに対応できることではあります。お留守番の場合には、食事と衛生面、そして飼育環境が普段と同じように管理できる環境であるのかを考えていただきたいと思います。またうさぎさんだけでのお留守番の場合には、その日数も限られてくることではあるでしょう。ただ、この場合でも、うさぎさんのお世話をしに一日数回など、出向いてもらえる方がいるようであれば、食事の準備や掃除、環境の管理ができるともいえますので、そういった選択もあると思います。また、ペットホテルを利用することも良案です。専門店や病院のホテルなどであれば、うさぎの扱いにも慣れていることでもありますから、快適な環境でお留守番してもらえることだと思います。いつも診ていただいている獣医師の元であれば、これほど心強いことはないのではないのでしょうか。預ける日数が長くなってしまうことが不安だということですので、ダメもとでも様子を見にいってはいけないか、お休みの場合でもお迎えができないかなどもご相談されてみてもよいのかもしれません。一緒に帰省するという場合には、5時間程度の移動ということですから、普段とのお出かけとはまた違った状況となることだと思います。ある程度の時間ということは、確かに大きなストレスとなることも推測できると思います。ただ、うさぎさんの性格が、飼い主さんと一緒にいることが一番だという場合には、この長距離の移動も頑張ってつき合ってくれるのかもしれません。それでも、私たちでもこの時間の移動では疲れを感じることでしょうから、より体の小さなうさぎであるということも考慮して、休憩時間もしっかりと取りながら、体調も観察していただきながらということにはなると思います。移動中の環境ももちろんですが、ご実家に着いた時には、いつもと同じような環境を与えていただいて、長旅をくつろいでもらえるように環境を整えていただきたいと思います。いつものお出かけよりももうちょっと長いお出かけなどで、うさぎさんの受け止め方を観察していただくこともできるかと思います。普段とは違う公園などに長距離移動の練習をとしてお出かけしてみることもよいのかもしれません。またペットホテルを利用する場合には、その環境がどうであるかを事前に確認することも必要です。もし、とても臆病なうさぎさんだということであれば、その環境に慣れてくれるのかを考えることや、うさぎさんの個性も尊重してくれるようなのかなどもご相談していただくことができると思います。そしてご友人などにうさぎさんのお世話にきてもらうことや、逆にご友人宅でのお世話をお願いする場合などもあると思います。この場合にはお願いする方とうさぎさんとの距離を縮めてもらえるように、帰省前に何度か遊びにきてもらうなどして、うさぎさんのことを知ってもらうことがよいと思います。この時、うさぎさんにも慣れてもらえる時間となりますので、とても大切な時間といえると思います。どの方法がよいのかということは、それぞれのご家庭ごとの環境やうさぎさんの性格、そしてお出かけする日数やその距離などが関係してくることですので、どうすることでそれぞれのうさぎさんに一番よいかということを考えていただきながら、判断していただくことになると思います。そしてうさぎさんの体調によってはお出かけが延期となる場合もあるかと思いますので、日頃の体調管理も重要になってくると思います。