うさぎさんがその体勢を横にして休息する時など、体を投げ出すようにバタンと倒れるような様子を見せることがあると思います。体重分の重さが床に倒れ込みますので、わりといい音がすることも少なくないことです。今回のうさぎさんの場合には、ただ単に倒れ込むというよりも、さらにエスカレートした様子が見られるようです。ジャンプしながら体をひねるような行動も見られることですが、それが倒れ込む前に見られていることで、体を叩き付けるかのように落ちてしまうようです。何かに驚いたりしている状況は感じられないということですので、このうさぎさんなりの休息体勢に入る条件などがあるのかもしれません。ただ、急に興奮するような状況などである場合には、病気が隠れている可能性もありますので、慎重に観察していただくことは必要だと思います。また、背中から落ちる状況が続くことで、体に影響がないかということも考えていただくことは大事なことだと思います。次の健康診断などの際に、かかりつけの獣医師にもご相談いただくとよいでしょう。また体に変化などがないかということも診ていただくと、より安心ではないでしょうか。最近見られ始めた行為でもあるようですので、この行動を取る原因がなにかなかったかということを、思い返していただくこともよいと思います。そして、座ぶとんやバスタオルなどの柔らかいものを与えていただいても、それらを必要としていないということですから、そのことにも意味があるのかもしれません。それでも、止めさせたいという飼い主さんの気持ちがあるということですので、うさぎさんの縄張り全体を、マットやカーペットなどを敷いていただいて、その環境になった時、この行動を止めるのか、他の行動を見せるのかということを探っていただくとよいと思います。フローリングであるから見せている行動ということならば、その環境がない場所で過ごしているならば、この行動も見られなくなるのではないかと推測できます。