爪が伸びたままの状態で変形してきている
ジャーリーウィリーメス3.5歳です。今頃になってお聞きするのも申し訳ないんですが、爪を約1年半ほど切らせてもらえません。前も後ろも伸びすぎて上向きに伸び変形しています。一度失敗して深づめしてしまいそれっきり逃げてしまい捕まえることができません。なぜなぜ(グルーミング)にはよって来ます。大好きですが、捕まえようとすると逃げてしまい寄り付かなくなります。最近毛づくろいの時目を傷つけてしまいました。獣医さんに連れて行きたいのですが捕まえることができません。夜時間になるとゲージに入ります。ケージは大きくて持ち運びができません。このまま爪を伸ばしていてもいいでしょうか。お願いいたします。
爪の伸びた状態では、うさぎさんにとってとても深刻な状態ともいえるでしょう。伸び過ぎて変形しているということですから、歩くことにも支障が出てきているのではないでしょうか。足裏のトラブルであるソアホックの症状が見られてしまう環境ともなっているといえます。また、伸びたままの爪ですと、その中に通っている血管の長さも、通常の長さとは異なり伸びてくる傾向もあるようです。そうなることで、更に爪切りが大変になってきますので、是非うさぎさんにとって快適な環境となるように、すぐにカットしていただきたいところです。飼い主さんが切ることができない場合には、やはり専門家にお願いすることがよいと思います。もちろんそのためには抱っこしなければいけませんので、ここはしっかりと飼い主さんの威厳をもって、チャレンジしていただきたいことです。撫でられることに対しては、よい反応があるようですので、このタイミングを上手に使って、キャリーに移してあげられるよう頑張っていただきたいです。ケージやキャリーが、上部が開くタイプのものであれば、抱っこというよりも、抱き上げるといった動作でもよいと思います。うさぎさんは基本的にこの抱っこが苦手ですので、上手に抱っこできるかどうかということは、飼い主さんが的確にすばやく行うということが必要になってくるのです。苦手な抱っこにつき合ってもらっているという気持ちも持ちながら、ここという場面では躊躇せずに飼い主さんの威厳を見せつつ対応するということが大事なのです。ケージから放してあげる時の抱き上げる行為は、実は抱っこの入り口なのです。うさぎさんとしては外に出たいという気持ちもありますので、そうするには飼い主さんから抱き上げられないと出られないということを理解してもらえる場面でもあるのです。抱っこできないからと諦めずに、こういったシーンを作って、うさぎもそして飼い主さんもその行為に慣れていただくことが大事なのです。ケージの外で遊ぶ時間がきたとき、今日からは抱っこされて外に出るんだということを覚えてもらうこともよいでしょう。必要性のある行為となりますので、ストレスも軽減できることだと思います。抱っこされるけど、その後には遊ぶ時間が待っていると捉えてもらえるはずです。そして、爪が伸びた状態ですので、うさぎさんの足元の環境にもより気を配ってもらう必要もあると思います。カーペットなどに爪を絡ませてしまわないか、ケージの中の環境も同様に確認していただきたいです。爪が挟まったりすることで動けなくなり、パニックに陥る場合もあります。伸びた爪の状態では、悪い影響しかありませんので、どうか直ぐに対応してあげていただきたいと思います。そして、目にケガの疑いがあるようですので、こちらも早急に診察していただくことが必要です。早期治療を開始することで、症状も改善できることに繋がりますので、直ぐに獣医師にご相談ください。
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