抱っこがうまく出来ない
初めてお便りさせて頂きます。生後9ケ月のネザー(♂)を育てています。生後2ケ月弱で自宅に迎えましたが、抱っこがうまく出来ず悩んでおります。お迎えした頃は抱っこも出来ていたのですが、4~5ケ月を過ぎた頃から急に出来なくなってしまいました。グルーミングをしたり爪を切ったりと、うさぎさんの健康管理のためにも抱っこは不可欠と思い、本やネット等で抱っこのやり方を研究したりしてはいるものの、なかなかうまく行きません。撫でられるのは大丈夫なようで、顔や背中を撫でると気持ちよさそうにしています。また、部屋で遊ばせている時、自分から私の膝の上に乗ってきてくれますが、その時に抱き抱えようとすると逃げてしまいます。ケージを台の上に置き、遊ばせる時は必ず抱っこして出すようにしているのですが、これがいけないのでしょうか?
うさぎにとっての抱っこという行為は、捕まえられるということでもありますので、本能として嫌いだったり、苦手だったりするといえるのです。年齢を重ねたことで、抱っこの先にある行為をも予測できるようになっていますので、それから逃げるためにも容易に捕まえられない状況が見られているのではないでしょうか。グルーミングや爪切りなども苦手とする子が少なくないですので、それが感じられる抱っこだからこそ、捕まらないぞという心境なのかもしれませんね。また、9ヶ月という年齢ですので、子うさぎの時とは違い、自我を行動で表現しているということもあると思います。抱っこはイヤ、でも撫でられるのは好きといううさぎさんからの気持ちの表れとしても、見られる行動があるといえると思います。ケージの外に出してあげる際に、飼い主さんが抱っこしないことには出られないという環境になっていますが、この点はとてもよい環境といえると思います。本来は抱っこの先に苦手なことがあるけれど、ケージの外に出るには抱っこされないことには出られないという環境です。うさぎさんにとっても、楽しみの前には必要のある抱っこだといえる状況ですので、このまま続けていただくことでよいと思います。繰り替えされることで、お互いが抱っこすること、されることに慣れてくるともいえますからね。撫でられることが好きなうさぎさんですので、抱っこする前の段階で、撫でてあげるコミュニケーションを取り、うさぎさんの気持ちが落ち着いた後に抱き上げる取り組むという方法もよいと思います。うさぎさんが興奮している時よりも、穏やかに過ごしている時のほうが、抱っこしやすいといえると思います。そして、ケージの外で遊んでいる時など、飼い主さんに興味を示してくれている行為も見られるようです。この時は、抱きとめたいという気持ちを我慢していただいて、うさぎさんの好きなように探索させてあげることも重要なことです。自ら膝の上に乗ってくるという行為は、全てのうさぎさんが見せる行為ではありませんので、このコミュニケーションも大事にしていただくこともよいのではないでしょうか。膝の上に乗ってきたらご褒美をあげるなど、うさぎさんにとってより楽しいことを付け加えていただくことで、飼い主さんの膝の上が大好きな場所のひとつとなることもあるのです。抱っこはグルーミングや爪切り、キャリーへ入れる時などに必要な行為です。可愛がる為ということではなく、こういった必要性のある大事な抱っこですので、日頃から実践を踏まえたチャレンジとして取り組んでいただくことで、うさぎさんの負担(ストレス)も軽減できることだと思います。頑張ってください。
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