飼い主さんが帰省などのお出かけがある場合、うさぎさんにどう過ごしてもらうことが一番なのか、頭を悩ませてしまうことでもあるのだと思います。今回の場合には、かかりつけの動物病院のホテルにお預けするという状況のようです。何よりも安心といえることは、かかりつけの獣医師の元でお留守番できるということではないでしょうか。もちろん普段とは違う環境で過ごす状況は、うさぎさんにとってストレスとなることもあることだと思います。それでも、獣医師が側で対応してくれるということは、何よりも心強いことなのだと思います。長期間の外泊ということでもありますので、その際の注意点なども獣医師とお話し合いをされるとよいと思います。食事や環境などはどう与えていただけるのか、こちら側で準備するものはどの程度までなのかを知っておくことは大事なことです。また、普段と違った環境で過ごしますので、縄張りの使い方が変化する場合があります。このことは、外泊から戻った後に見られる変化にも関係していることともいえるでしょう。過ごす環境が違っても、普段使用しているものに囲まれていることでも、うさぎさんの不安が少なくなることも考えられますので、餌入れやボトル、トイレなどを持参してもよいのかなどもご確認いただくとよいと思います。もちろん場合によっては、体ひとつで来て下さいということもあるかとは思いますが、その場合でも、どういった環境の中で過ごすのかということを確認しておくことは大切なことだと思います。うさぎさんによっては、外泊から戻ってから改めて自分の縄張りを作り上げるという場合があります。その場合でもその行為を大きな気持ちで受け止めていただくことも大切なのだと思います。飼い主さんが心配して過ごしていたように、うさぎさんも１人で不安でいたと捉えていただくことで、どういった気持ちの変化があったのか、その気持ちに寄り添うことができるのではないでしょうか。そして、体調の変化や食欲などについては、普段以上に注意深く見守っていただくことは必要です。少しでも不安がある時には、獣医師に直ぐご相談いただくことが重要です。