とても悲しい体験をされましたね。お気持ちをお察し致します。お迎えしたうさぎが、赤ちゃんうさぎと捉えられるようですので、環境の変化などが体調に変化をもたらしたという可能性はあるのかもしれません。大人うさぎの場合でも、環境が変わることがストレスとなることもあるのです。子うさぎの場合には、その環境の変化をより敏感に感じることがありますので、より注意深く観察していただくことは大切なことなのです。そして、うさぎさんの健康状態がどうだったのかということも重要なことだと思います。お迎えした時の健康状態に問題がなかったか、万全な状態であったのかということも思い返していただくことは必要だと思います。また、お迎え時のうさぎさんの月齢なども気になるところです。母親うさぎからの離乳をしっかり終えていたのかという点もポイントとなると思います。ひとつのことが原因ということではなく、うさぎさんを取り巻く環境全体の中にその理由があったということも少なくないのです。うさぎにとって下痢の症状は、特に子うさぎの場合には、衰弱や命にも関わってくることがありますので、直ぐに獣医師に診ていただいて、適切な対応をしていただくことが必要でもあるのです。うさぎさんの魅力を感じていただけたことで、またお迎えしたいという気持ちがおありのようですね。そのためにいろいろと勉強したいというお気持ちは大変素敵なことです。デリケートな生き物であるうさぎですが、その習性などをしっかり理解していただくことで、うさぎさんもそして飼い主さんも、楽しくハッピーに過ごしてもらえることでもあるのです。そして、何かあった時に慌てないように、心構えに加えて準備をしておくということがとても重要なのです。診ていただく獣医師をあらかじめ探しておくということもそうですし、地震などの場合にも、避難できる状態やその環境も調べて準備しておくということが大切です。ご家族皆様で避難場所を確認していただくこと、うさぎを同伴できる避難所があるかを確認することなどと、お住まいの地域の動物救急病院なども確認しておくことが必要です。また、避難にはキャリーが必要不可欠です。このキャリーに慣れておいてもらうこともとても大切なことです。そして一週間程度の食事（牧草やペレットに水、そして大好物のおやつなど）やペットシーツなどをひとまとめにしておくことがよいでしょう。日頃から、ここで地震が起きたらどういった状況になるのかということを考えておくことが大切なのだと思います。飼い主さんが不在でお留守番をしている時には、すぐに対応できない状況となりますので、その点も含めて環境を整えていただくことがよいのです。窓ガラスやガラス戸の近くにはケージを置かないということや、家具や照明などが、うさぎさんのケージに倒れたり落ちたりしないように工夫していただくことが必要なことだと思います。そして何かの時に助けていただけるよう、管理人や大家さん、そしてご近所さんとのお付き合いなども重要だったりするのかもしれません。うさぎと一緒に暮らしているということを把握していただくことだけでも、違ってくるのだと思います。当店のHPにありますうさぎの飼育講座の中に、うさぎの防災についての紹介がございます。また、総合カタログうさぎカンパニーの中にも、防災対策に関する情報をまとめておりますので、こちらも合わせてご参考いただきたいと思います。

うさぎの飼育講座　第１２回　うさぎの防災について
http://www.rabbittail.com/breeding/detail.asp?id=43

うさぎのしっぽカタログ申し込みページ
http://www.rabbittail.com/cart/detail.asp?ID=1617