うさぎさんは、抱っこが基本的には苦手でもあります。捕食される側の生き物ですので、捕まえられるという行為自体が本能として嫌なのでしょう。それでも、ペットうさぎに爪きりは必要不可欠です。自然界で野山を駆け回るうさぎであるならば、自然と伸びる爪が削られますが、ペットうさぎはそうはいきません。飼育環境が異なっていますので、伸びてきてしまう爪を飼い主さんがカットしてあげることが必要になります。うさぎさんにかかるストレスが少なく済むように、なるべく短時間で爪切りができる環境で臨んでいただくことが重要になってきます。それぞれの環境や状況でも異なることですが、爪切りを行う必要があることが毎日ということではありませんよね。ひと月に一度などという間隔でもあるかと思いますので、この時だけは、うさぎさんにつき合ってもらうと捉えていただくことでよいのだと思います。伸びたままの状態ではケガなどの恐れがありますので、そうしないために必要なこととうさぎさんにも言い聞かせてあげるとよいと思います。苦手な行為といううさぎさんの気持ちも受け止めつつ、必要な爪切りですので、飼い主さんの役目をしっかり果たしていただきたいと思います。暴れてしまってなかなか上手にできないという時、一度に全部の爪を切るということではなく、数本ずつなどで行うことでもよいのです。そのルールはそれぞれのお宅ごとで決められることでもあるのです。そして苦手なことにつき合ってくれた後には、うさぎさんの大好きなご褒美で機嫌を直してもらうこともよいことだと思いますよ。