盲腸糞の食べ残しとケージを齧る行為について
いつも質問に答えていただきありがとうございます。3月で生後1年になるネザーの男の子のことですが、ここ半月ほど盲腸便を半分~2個ほど残しています。時間帯は朝7時前後から午後8時前後の間(朝、晩掃除をするので)でケージのひきだしの中にいれている保温マットの上に落ちてます。普通の糞はメインはトイレで、ひきだしにもいくらか落ちてます。体重ですが、月に一度獣医さんに爪きり時に健康診断もしてもらって、生後半年くらいから1.2Kgで変わらず、肥満などは問題ないといわれてます。えさはメンテナンスを30g(1日3回)、うさぎの七草を8~10g、乳酸菌ダブレット(チョウキレイ)を朝晩1粒づつ、牧草はチモシーメインでマウンテングラスとバミューダをあげてます。(バミューダは敷き藁もかねてうさぎの座布団の上に敷き詰めてます)おやつは朝晩のへやんぽ(各1時間程度)にフリーズドライのりんごかにんじんを小指の先ほどあげたりしています。食欲はあり、毎回の食事も1時間ほどで完食、そのあと牧草ももりもり食べてます。へやんぽ時も駆け回ってます。元気にはしてますが、大事な栄養である盲腸便を残しているので、やはり心配です。なにか食生活なので改善したほうがいい点などございますでしょうか?あと今月の健康診断時に下の前歯が片方少しかけていました。ケージ齧りのくせがあり、いまのところ問題ないが、ここから不正咬合になりやすいので、注意するようにいわれました。いまのところ食べ方に問題なく、かじり木などを増やしてケージを極力齧れないように対策はしましたが、こちらもなにかこうしたほうがいいなどございましたら、重ねてお願いいたします。
盲腸糞は食べ戻しの糞で、タンパク質とビタミンと多くの微生物を含んでいます。うさぎはこれを食べる事でエネルギーを取り込みます。通常はうさぎさん自ら直接口にするのですが、そうしない子やできない子などもいます。その理由としては、栄養が充分に足りている場合などであれば、取り込まずに食べ残す傾向もあるようですし、上手に食べることができない状況(肥満や体に支障がある場合)があるということなどが考えられます。今回の場合は、健康状態もよく食欲旺盛なうさぎさんです。食べることができないという状況が考えにくいことでもありますので、普段よりもより多くの盲腸糞が作られているというような解釈もできるのかもしれません。活発に働いている消化システムが、次々と盲腸糞を送り出しているとも捉えられそうではないでしょうか。食事からも十分な栄養を取り込んでいますので、盲腸糞でそのバランスを取っているという解釈もできるのかもしれませんね。今後も注意深く観察していただくことでよろしいのではないでしょうか。盲腸糞の食べ残しが続く、増えるという状況があった場合には、その旨をかかりつけの獣医師にご相談のうえ、体調に問題があるのか、それとも食事内容を見直す必要があるのかなどのアドバイスいただくとよいと思います。そして、ケージを齧ることが見られているようですので、齧ってもよい環境になるように整えてあげましょう。かじり木はもちろんのこと、よく齧っている部分に専用のフェンスや、広範囲の場合にはすのこを設置していただくことで、その部分を齧っても安心な環境となります。場合によっては、ケージをすべてガードする対策が必要な場合もあるかもしれませんが、うさぎさんは齧ることが仕事ともいえることですので、思い存分齧ってもらえる環境を与えていただきたいと思います。この対策に加え、牧草もたっぷり食べられる環境を与えていただくことも大切ですが、今回のうさぎさんの場合にはこちらの心配はないようですので、今後もよりうさぎさんを観察していただいて、普段との変化がないかということを探っていただきたいと思います。
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