お出かけやお散歩に欠かすことができないハーネスやリードですが、うさぎさんにとっては、本来野生化では体験することのない状況です。体に物装着されているということには、本能としてなかなか馴染めなかったりすることなのかもしれません。しかし、縄張り以外の場所でというように、うさぎさんが他のことに目が向く環境を作りながらの対応ということを取られていますので、上手に着せることができているようです。きっと飼い主さんの対応がタイミングを逃さずに行えていることと、うさぎさんもそれを受け入れる体勢となっているのでしょう。体のお手入れを見せていることには、体につけられたハーネスがどうしても気になるという仕草を見せているとも解釈できることだと思います。もしくは、体になにかあるということが、お手入れしなくちゃ！という行動を見せているのかもしれません。今回の場合は、ハーネスを気にして舐めたり齧ったりしているという内容ではなく、体のお手入れに夢中になってしまうという印象がありますので、後者の理由のほうが当てはまるようではないでしょうか。何度もチャレンジされているようですので、このことに慣れてくれるようであれば、お手入れの行動も少なくなってくることと推測できることではあります。うさぎさんの気が他のことに向くように、お気に入りのおもちゃを与えてみることや、飼い主さんとの触れ合いが好きであれば、相手をしてあげるなどして、別のことに夢中になれるような環境を与えてみてはいかかでしょう。どういった行動の変化があるのかを観察していただくことになると思います。そして、ハーネスの大きさが体に合っているのか、きつかったりゆるかったりしていないかということを確認いただくことも大切なのかもしれませんね。