赤ちゃんうさぎさんということですが、月齢がどのぐらいなのか、また、お迎えしてどのぐらいの期間を一緒に過しているのか（環境に慣れたかどうか）、そしてご自宅の留守時の環境がどのような状況になるのかということを、しっかり把握されることがまず大事なことだと思います。１２月ともなれば、日中暖かい陽射しを取り込むことができるとしても、朝晩との温度差はどの地域にお住まいでもあることと思います。その環境の変化をひとりで乗り切ることができるのかということを考えていただくことが重要なのだと思います。ペット用のホットカーペットは、うさぎさんがその上に乗ることで直接暖を取ることができるものです。すぐに暖める必要がある時にとても便利なアイテムです。ただし、下半身が弱っているうさぎさんなどで、自分で身動きが取りにくい状況があるような時には、熱いと感じても逃げることができずに低温やけどなどをおこしてしまう可能性もありますので、注意も必要になってきます。熱源は電気でもありますので、お出かけ時やお留守番の時にもご使用いただけるものではあります。ですが、このヒーターをいたずらすることなく使うことができるのかという確認は必要です。うさぎさんによっては、ヒーターを避けるようになかなか使用しない子もいますし、また、ヒーターやコードなどを齧ってしまう子もいるのです。こうした状況が見られずに、暖を取ることが出来るものと理解できて、危険なく使用することが確認できるまでは、飼い主さんは目を離さずに見守っていただく必要があるのです。また、ケージの中で暖かい場所とそうでない場所など、うさぎさんが好きな時に好きな環境で過ごすことができるレイアウトを考えていただくことも大切です。ヒーターで暖まった体をクールダウンできるスペースもしっかり作ってあげていただくことも大事なことなのです。うさぎさんが自ら好きな環境を選んで過ごせることが、快適な環境となるのですからね。今回は１泊の外出という環境になりますので、より注意は必要なことだと思います。どういった環境になるのかをシュミレーションしていただくことも大事なことです。基本的な寒さ対策もしっかり行っていただいた上に、ヒーターなどを取り込むことや、火災などの心配のないように、エアコンで室内の環境を管理していただくことも必要でしょう。また、エアコンだけでは乾燥しますので、加湿（湿度管理）も行っていただくことが必要です。ですが今回の場合は、お迎えしたばかりの赤ちゃんうさぎさんというケースでもありますので、慎重に考えていただくことは必要なのではないでしょうか。安心してお出かけできるように、お迎えしたショップなどにお預けいただくほうがよいのかもしれません。うさぎさんの為と考えれば、お出かけ自体を延期にされるという判断もひとつの決断となると思います。赤ちゃんうさぎの体調はちょっとしたことで変化します。一緒に過している時であっても、お迎えしたばかりであるならば、十分に観察して新しい環境に慣れることを見守っていただく必要がありますから、このタイミングでのひとりでのお留守番はかなり厳しい環境といえることだと思います。うさぎさんをお迎えしたショップやブリーダー、もしくはこれからうさぎさんを診ていただける獣医師も決めていらっしゃることと思いますので、そのかかりつけとなる獣医師にもご相談されるとよいと思います。