うさぎは自分の縄張りを明確にする生き物でもありますので、複数のうさぎさんと暮らす場合にはそれぞれのうさぎさんの縄張りを示す行動に注意していただくことが大切です。今回の場合は、年齢の離れた２匹のうさぎさんです。特に１歳の子は女の子ということですので、自分の縄張りである場所には強い意識があると思います。お互いが接触する環境でなければ、平穏でいられる状況が見られるようになってきていますので、このままこの環境で様子をみていただくほうが安心だと思います。まだ若いうさぎ達ですから、今後の行動にも目を離せない状況が続くと思います。より縄張り意識が芽生えてきたりすれば、一緒の空間に放されていなくとも、またケージ越しなどで威嚇したりする行為が見られる可能性もあるのだと思います。お互いが思春期を向かえたりするならば、縄張りや優位性を示す行動を見せることが考えられます。多頭飼いの場合には、基本的には同じ空間に一緒に放すということは避けていただくことがよいでしょう。また、縄張り意識が強い子達の場合には、放す環境（それぞれの縄張り）も別々に与えていただくことで、お互いがストレスなく過ごしてもらえる環境となるのです。それぞれのお宅ごとでルールは違っていてよいことです。それにはそれぞれのうさぎさんの個性から決まったルールといえることですからね。どうぞこのうさぎさん達にとって、楽しく過ごすことができる環境を考えて与えていただきたいと思います。